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更新日:2023年10月23日

第三中/「三中トレーニング」

 CS委員会でもよく耳にしている「学園の子どもたちの体力低下」。10年前も言われていたことではありますが、コロナの影響もあり、その傾向はますます顕著になっているようです。三中ではその対策として新たに「コ・オーディネーショントレーニング」を体育の授業に取り入れたと聞き、それはいったいどんなものだろうと、取材してきました。

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 「三中トレーニング」という名で、体育の授業の最初に、準備運動を兼ねて行っています。たとえば両手を広げる・閉じる運動を2拍子で行い、同時に足を広げる・閉じる運動を3拍子で行う、とか、横向きでのスキップや回りながらのスキップ、高速スキップなどをやっていました。

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 調べてみると、コ・オーディネーショントレーニングとは、動きながら脳を刺激する運動で、脳~神経~筋肉の回路を増やす効果が期待でき、素早く適切に体を動かせるようになるのだそうです。1960年代にドイツで発祥したトレーニング方法で、リズム能力(動くタイミングを上手につかむ能力)、連結能力(身体の2カ所以上、または2つ以上の動作を同時に行う能力)、変換能力(状況に応じて動作の切り替えを行える能力)、反応能力(合図などに素早く正確に対処する能力)、分化能力(識別能力。道具などを最適な力で操作する能力)、バランス能力(崩れた姿勢を立て直す能力)、定位能力(相手や物との距離感を正確につかめる能力)の7つの能力を養うと言われています。

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 手足で別々の動きをするのはなかなか難しそうで、生徒たちも悩みながら取り組んでいましたが、先生は「間違えていいんだよ、間違えたほうが頭を使うからいいんだよ」と声かけをされていて、なるほどと思いました。むしろ、うまく行かないとスルーするような子どもたちの雰囲気のほうが気になりました。うまく行かなくても挑戦してほしいな、そのほうが力がつくのにな、と思うCS委員なのでした。

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