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更新日:2022年6月25日

第五小/オヤジの会主催「五小ナイトキャンプ(避難所体験)」

 6/25-26に五小オヤジの会のキャンプが行われました。コロナ禍で宿泊や飲食をともなうイベントはできなくなっていたため、実に3年ぶりの開催です。今回も感染対策のため、参加は1~3年生のみ、夕食は無し、検温や手指消毒を徹底しての実施となりました。
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 受付を済ませて保護者に「いってらっしゃい!」と送りだされると、いよいよキャンプが始まります。オープニングはオヤジバンドの演奏から。先生方扮するドラえもんたちが登場すると大歓声があがります。3年生が運動会で踊ったBTSの「ダイナマイト」も盛り上がりました。
 オヤジキャンプでは定番曲があって、毎年参加するうちに歌えるようになると聞いています。今回の1~3年生は全員がキャンプ未経験のはず。しかし、バンドと一緒に皆が自然に歌いだし、踊りだす様子はこれまでのキャンプと同じで、ブランクを全く感じさせませんでした。

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 バンドのあとはお楽しみ。クラフト、映画鑑賞、きもだめし、天体観測&実験、わくわくオリンピックのなかから自分のやりたいものを選べます。

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 その後、体育館に戻ってスカイランタンに点灯しました。ランタンはオヤジたちが一つひとつ手作業でつくったもの。体育館の電気を消すと、幻想的な光景が広がりました。
 21時過ぎに就寝準備に入りました。校長先生と副校長先生に見送られて教室に向かう子たちと、体育館で寝る子たち。どちらも冷房がよくきいていたので、快適に眠れたと思います。

20220711goshokyanpu7 体育館では防災用のパーテーションを利用しました。

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 就寝担当のオヤジたちは廊下で仮眠をとりながら子どもたちに付き添います。夜警オヤジは交代で校内を巡回して子どもたちを守ります。初めて一人で外泊したという子も多かったのではと思いますが、これなら安心です。

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 朝はオヤジたちが用意してくれたアルファ米を食べて、閉会式となりました。オヤジキャンプの名物「送り出し」は、今年はハイタッチで。オヤジ一人ひとりとハイタッチしながら帰ります。

20220711goshokyanpu11 校庭では家族が迎えに来ています。

 今回は簡略版ではありましたが、オヤジキャンプは大変なエネルギーを必要とします。内藤代表が「いつでも撤退できるよう、いつでも日帰りプランに変更できるように準備してきました」と話されていましたが、そのことも含め、おそらく、オヤジたちは何日間も休日返上で準備をしてきています。その熱意はどこからくるのでしょう。佐藤実行委員長に聞きました。

 「まず、『学校に泊まる』という経験をどうしてもさせておきたい、という思いがありました。災害時に備えて、知らない場所に泊まる練習をしてほしかった。そして、ずっと続いてきたものを絶やしたくない、という思いもありました。子どもたちも、兄や姉がやったことを自分もやりたい、と楽しみにしていますから」
 「私たちは五小に子どもを通わせている父親ではありますが、ここでは『みんなのオヤジ』なんです。それはよそのお子さんを預かるということであり、責任も大きい。昨今のご時勢ではなかなか難しいことだと思いますが、五小は最初からその方針で活動してきたので、できているのだと思います」

 たしかに、キャンプのあいだじゅう、オヤジたちは自分の子以外の子どもたちの世話をし、子どもたちはよそのお父さんに「オヤジー!」と呼びかけていました。これは「地域で子育てする」ひとつの形かもしれない、と感じさせられた2日間でした。

 

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