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更新日:2022年9月24日

CS/研修と熟議

 9月24日、文部科学省CSマイスター・四柳千夏子さんをお迎えし、三鷹の森学園CS委員会の研修と熟議※を行いました。
 連休の中日でしたが、先生方3名を含む20名が三中に集まりました。まずは四柳さんから「そもそもCSとは何か?」をテーマにした講義があり、その後「熟議」を実際にやってみることで、考えを深めていきました。

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 四柳さんの「『良い学校』とは誰がつくるものでしょうか?」という問いかけが印象に残っています。この質問に「皆でつくるもの」と正答するのは簡単ですが、実際に実行するのはとても難しいです。また、「コミュニティ・スクールで大切なのは『共有』です」という説明も、わかっているつもりでしたが、「情報の共有」「目標・ビジョンの共有」のほかに「アクション・実践の共有」「成功体験の共有」もある、と言われると驚いてしまいます。そこまで共有するとは思っていませんでした。

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 私たちはCS委員ではありますが、たとえば保護者の皆さんに「CSって何ですか?」と聞かれたとき、即答できる自信はありません。委員によって回答は異なるとも思われます。しかし、このように「CSって何? 誰のために、何をするの?」と何度も問いかけられることで、なぜこの活動をするのかと考え続けることができます。絶対的な正解はおそらくなく、皆で考えて、話し合って、納得解を導き出すための組織、そのための「熟議」なのかなと感じました。

※熟議とは
多くの当事者が集まって共通のテーマについて考え、意見を出し合い、解決策を考えていくことです。
コミュニティ・スクール委員会では、参加者全員の意見を引き出すため、①各自が自分のアイデアを付箋に書きだす、②その付箋をグループごとに1枚の模造紙に貼っていく、③話し合いながら付箋を整理し発表する、④全体でまとめる、というKJ法と呼ばれる手法が用いられることが多いです。
この手法により、皆の意見を共有でき、話し合いを可視化することができます。

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