ホーム > 学園生活 > 学園生活の様子 > 三鷹の森学園/乗り入れ授業

ここから本文です。

更新日:2022年9月9日

三鷹の森学園/乗り入れ授業

 9月9日、五小と高山小で、乗り入れ授業の取材をしてきました。
 今年度は火曜日と金曜日に五小で4コマ、高山小で8コマの乗り入れ授業が行われています。対象は五小が5・6年生、高山小が6年生で、英語と体育で乗り入れをしています。乗り入れ授業では三中の先生が小学校にいらして、小学校の先生と一緒に授業を行います。

20220909_noriirejugyou1
  高山小の英語の授業。従来の乗り入れ授業は、「小学校の担任の先生(クラスによって違う)×中学校の英語科の先生(交替で担当することもある)」で行われていたため、先生の組み合わせが多くなり、打ち合わせも難しい状況だったそうです。今年度は「小学校の英語専科の先生お一人×中学の英語科の先生お一人」の組み合わせで全クラスを見ているので、打ち合わせも十分にできるとのこと。三中の先生がいらっしゃる日は、中学英語の導入になるような授業を行っています。
 三中の先生は「中学校の英語は内容が増え、難しくなってきています。中1でABCを書く練習から始めていたのが、できなくなってきました。小学校でやっておけるのはとても良いことだと思います」と話されていました。

20220909_noriirejugyou2

  高山小の体育の乗り入れ授業。小学校と中学校では時程が違うため、同じ「3時間目」でも始まりの時間が異なり、学校間の移動時間もありますので、授業の途中から中学の先生がいらっしゃる形になります。乗り入れは「子どもたちの運動能力や人間関係を把握することができ、有益です」と三中の体育科の先生。

20220909_noriirejugyou3
  五小の英語の乗り入れ授業。こちらも時程の違いから、中学の先生は授業の途中から参加されます。通常のプログラムであっても、先生お二人で進めることで、子どもたちに内容がより浸透する印象を受けました。三中の先生からは「子どもたちを個別に見ることができ、中学入学前の状況もわかります。五小の英語の授業は楽しくて、子どもたちのノリもいいですね」、小学校の先生からは「中学の先生が来てくださるのはとても心強いんです」というコメントがありました。

 小学生のうちから中学の先生の授業を受けられることは「中1ギャップ」の解消のために有効な方法です。コロナの影響で、プレ中学生体験や部活動体験が中止される中、乗り入れ授業は静かに継続されてきました。先生方が日々根気よく続けてくださっている地道な取り組みが、子どもたちの成長の礎になっています。

お問い合わせ

三鷹の森学園