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更新日:2022年11月19日

第五小/PTA主催 一日家庭教育学級「自分たちで考える地域防災」

 11月19日の午後、五小の体育館でPTA主催の「一日家庭教育学級」が開かれました。今年のテーマは「防災」。NPO「Mitakaみんなの防災」事務局長の大倉さんを講話者に迎え、地域の方にも参加いただいて行われました。

 よかったことの第一は、「熟議」形式で行われたこと。大倉さんのお話が面白いことは承知していますが、その大倉さんにあえてレクチャーをお願いせず、参加者全員の意見を吸い上げる「熟議」を採用したのは、大成功だったと思います。

 参加者は保護者以外にも町会や青少対、オヤジの会のメンバー、消防団、市会議員、乳幼児のいる方、現役三中生、現役五小生、CS委員など、実に多彩なメンバーで、五小地区だけでなく高山地区からの参加もありました。熟議であるため3時間と長い時間はかかりましたが、参加者全員の意見を聞くことができました。

 6グループに分かれ、それぞれ「中学生にできること」「帰宅困難者対策」「被災直後の援助」「障がいのある方の備え」「乳幼児・未就学児対応」「火事」のテーマについて考え、意見を出し合い、話し合いながらまとめていきました。

 よかったことの第二は、「障がいのある方の備え」というテーマがあったこと。当事者の保護者が参加されたこともあり、「医療機器を使用している子もいるので電源は不可欠」「発達障害等では避難所での生活に適応できない可能性がある」など、具体的なお話を聞くことができ、学びになりました。その解決方法として「まわりにその子の特性を知っている子がいれば助けになる」というお話もあり、なんという簡単さ、でも、その簡単なことが今、できているだろうか……と考えさせられました。

 グループ発表の際に「私たちは皆、高齢になれば障がい者と同じような問題を抱えます。自分の問題として考えてほしい」というお話もありました。その通りだと思います。また、高齢者や障がい者が安心して行ける避難所は誰にとっても安心なはず、とも思いました。

 加藤PTA会長の「避難所で、自分一人で子どもを世話し、支援物資をもらいに行き、貴重品も保管し、と何もかもやるのは難しいけれど、何人かで手分けすれば可能になる」というお話にも同感でした。

 ご近所やPTA活動等を通したつながりは緊急時にも生きてきます。いざというとき頼りになるスクールコミュニティであってほしい、と思いました。

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