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更新日:2022年8月23日
8月23日。三中を会場に、「デジタル・シティズンシップに関わる熟議」が行われました。参加者は、五小・高山小の6年生代表委員4名、三中生徒会役員3名、3校の校長先生と先生方がお一人ずつ、そして今回はCS委員も3名加わります。
ファシリテーターにNPO青少年メディア研究協会の下田太一代表をお迎えして「インターネットやスマホとどう向き合っていくか」を、子どもたちと先生方と地域が一緒に考える時間が持たれました。
冒頭に下田さんから「デジタル・シティズンシップの『シティズン(citizen=市民)』とは、民主主義社会を構成する人のこと。皆で話しあって問題解決していくのがシティズン」「条例等で規制するのではなく、皆で話し合って決めていくのが『デジタル・シティズンシップ』」という説明があり、目からうろこが落ちる感覚に。
続く「子どもたちがインターネットやスマホで何をしているのか、大人は知らない。聞いてみよう。話をしてお互いに理解し合えると、それが学びにつながっていきます」というお話のあと、実際に参加者に「スマホを使って自分は何がしたいか?」をワークシートに整理してもらい、まわりの人と見せ合い、話し合う時間が設けられました。
それからグループにわかれ、「リラックスする」「身近な人とつながる」「身につける(学習)」「社会とつながる」という4つの目的のために、スマホで「自分がふだんやっていること」と「こんなこともできるかも? というアイデア」を付箋に書いて貼っていく作業をしました。
たくさんの付箋が出そろったところでグループごとに発表しました。
下田さんのまとめの中で、「スマホは、使うことが目的ではなく『手段』です。しかし、やりたいことができればそれでいいのかというと、それだけではないはず」「インターネットやスマホは、使うことで幸せにならないと」というお話に、再びはっとさせられました。
また、1日中使ってしまうとか、スマホに頼りすぎて、ちゃんと覚えておいたほうがいいことを覚えていないなどのデメリットもあるのでは、という指摘も。
「使うことで幸せになる」とはどういう使い方なんだろう、と考えさせられました。
今回の熟議は三鷹の森学園だけではなく、市内の学園すべてで行われています。そしてこれを踏まえて12月には各学園の代表が集まり、さらに熟議を行います。どのような意見が出てどのようにまとまっていくのか、楽しみに待ちたいと思います。
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