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更新日:2023年8月22日

第五小/五小子ども広場主催「校庭・教室・プール開放」

 三鷹市では全市立小学校に「地域子どもクラブ」があります。これは放課後や週末の学校施設を使って子どもたちがスポーツや文化活動を楽しんだり、自由に遊んだりできる機会と場所を提供するもので、五小では「五小子ども広場」という名前で地域が運営・実施しています。
 五小子ども広場の活動は校庭開放が中心ですが、普通の校庭開放ではありません。そのすごい内容をご紹介しましょう。

①学校のある平日は毎日校庭開放あり。雨の日は教室開放あり。つまりお休みは無し。
②学校のある平日の朝も校庭開放あり。
③夏休みも校庭開放・教室開放あり。さらにプール開放もあり。冬休みも校庭開放の予定。

 今回、③のプール開放のある日に取材をしてきました。
 今年は夏休み(7/21~8/24)の35日間、毎日、校庭・教室・プール開放が行われていました。校庭と教室は平日のみですが、プール開放はなんと土日もあり。お盆の2日間を除いて校庭・教室開放が22日間、プール開放が17日間ありました。五小のプールは井の頭住協のプール開放事業にも使われていて、それが15日間ありましたので、合計32日間プールが開放されていたことになります。
 この32日間を担ってくれたのが、学園卒業生を含む大学生6名です。

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▲五小卒業生が3人、高山小卒業生が1人、あとの2人は大学の同級生とのこと。毎日本当にありがとうございました。

 記録的な猛暑の中、毎日プールの管理と監視をするのは大変だったのではないでしょうか。聞くと「それほどでもないっす」と口々に。「でも、結構頑張ってるかも」という声も出たので、頑張れた理由を聞くと、「子どもたちの笑顔のためですから」「篠原さんがいるから」との答え。
 自分たちも遊んでいた場所なので懐かしい気持ちになる、「帰ってきた」感じがする、というコメントもありました。この仕事のためにライフセーバーの研修も受けたという大学生たち。良き先輩として、地域の人財として、これからも子どもたちをよろしくお願いします。

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▲開放中はこののぼりが立っています。

 続いて、校庭・教室開放を担当している玉澤さんにお話をうかがいました。
 五小では校庭・教室開放の見守りは「世話人」と呼ばれ、保護者や地域の有志が交替で担っています。この世話人のシフトを組んだり、イベントを企画したりするのを、これまではPTAの「広場委員」が担当していましたが、今年度から地域の「五小子ども広場委員会」に移行したそうです。
玉澤さんは五小の保護者ですが、同時に「五小子ども広場委員会」のメンバーでもあります。広場委員会は校庭・教室・プール開放の運営のほかに、たとえば夏休み中の水泳教室や缶バッジ作り、水鉄砲遊びといったイベントの企画・運営もしています。水泳教室はあっという間に予約が埋まり、ほかのイベントも毎回30人以上の児童が参加し、大盛況だったとのこと。

 学期中の放課後の校庭開放も毎日100人以上の利用者があるそうで、子どもたちが身体を動かして友達と一緒に徹底的に遊んでいる様子を見るたびに「いいなあ」と思います。朝の校庭開放も、コロナで学校生活に制限が多かった時期にスタートしたもので、その的確な取り組みに脱帽です。
 とはいえ、毎日やっているものだし、運営側は大変なのでは、と玉澤さんに聞いてみました。

「自分でも大変なんじゃないかと思っていたし、まわりからも言われたけど、実際にやってみるとそうでもなかったです。やってみないとわからないことってあるんだなと思いました」とのこと。「五小は子どもたちの居場所を作ってくれる学校で、そこに自分もたずさわれているのが嬉しいです。どこが運営するかとかに関係なく、子どもたちにとって良いかどうかが大事。校庭開放は五小のいいところで、続けていきたいです」という力強いコメントをいただきました。

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 この日の教室開放は五小おはなしの会の「おはなしフェスタ」が行われていました。子どもたちはバルーンアートや絵本の読み聞かせや工作を楽しんでいました。
 

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