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更新日:2024年2月9日

令和6年2月9日号

密着!

2年国語の単元開発

「わくわく言葉遊びランド」

~その2~

先週の続きです。

 

【3,4時間目】

主語でもない、述語でもない言葉は何か?

これを2時間、自分で計画を立てて探究します。

 

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まず、初めに学年全体で、既習事項の主語と述語について、

しっかりとおさえます。

そのうえで、改めて主語でもない、述語でもない、

これらの言葉は一体何なのか? と投げかけます。

ここで、一人一人の問いが生まれます。

 

 

教師が設定した学習環境を見ます。

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言葉ならべが協働でできるスペース

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この掲示物には、あえて矛盾を感じさせる工夫があります。

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教科書にはない情報がある学習資料。

あえて、情報が不足している、また、いらない情報を載せた資料を

複数用意しています。

 

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一人一人が2時間の計画を立てて、

自分のペースで探究します。

 

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自分の教室でなくてもどこの教室に行っても構いません。

教室では教科書やタブレットで検索します。

自分の必要に応じて、自然に協働的に学んでいます。

 

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自分の必要に応じて図書のページを写真に写しています。

教科書の情報と掲示物や学習資料との矛盾に

知的葛藤する子どもたちは、先生に尋ねます。

先生も学習資料の1つです。

でも先生は、答えを伝えません。

「どうしたらいいかな?」

コーチングの問い直しの手法で、

子どもたちは、自ら探究する方法を考えます。

これが、子ども一人一人の学習方略を身に付けさせるのです。

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先生「どうしたらいいかな?」

子ども「こうやってみようよ」

 

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「どうもおかしいな?」

じっくりと資料を読み、知的葛藤しています。

 

この2時間は、1時間の終わりの時間はありますが、

何時何分までにこれをして、次に何時何分までにこれをします

という指示は一切出しません。

自分で時間配分し、自分のペースで、自分なりの考えを

しっかりと構築するためです。

 

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ワークシートに自分なりの結論を書く子ども

 

子どもによっては、タブレットでまとめる子もいます。

多様な方法で考えをまとめます。

この2時間は、探究し自分の考えをもつことがねらいです。

それが、次の時間の「学び合い学習」に生かされるからです。

 

 

【5時間目】

「主語でもない述語でもない言葉は言った何か?」

これをテーマに2時間、個々に調べ考えたことを

先生役の子どもを中心に熟議します。

本校の「学び合い学習」です。

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先生役の子どもたちで授業が進行します。

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小グループを作っての熟議

 

子どもの力で結論を出します。

この学習形態は、一人一人が当事者意識をもって取り組むので、

熟議を通して自分の考えを広げ、深めます。

この概念化こそが、活用できる力となり、

6,7時間目の4つのチャレンジに生かされるのです。

 

次の週に続く

(さあ、いよいよ次は4つのコーナーでチャレンジします)

 

 

 

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