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更新日:2023年11月10日

令和5年11月10日号

今週は体育の単元開発です。

 

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校庭は養生期間に入りました。

 

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体育館では、来週の音楽会に向けて会場ができています。

 

この様な状況の中でも体育の探究的な学びは可能です。

 

今年度開発した各学年の体育の単元では、

学年が同じ時間に単元を並行して学習しています。

学習の場は狭くはなりますが、目的をもち、

一人一人が運動を通して探究する場は三小の校舎環境を

生かせば、十分に可能なのです。

 

三年生は、

「段ボールハードルリレー」

「幅跳び」

「鉄棒運動Ⅱ」

「三小体つくり運動Ⅲ(短縄)」

の4つの単元を並行して行っています。

 

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段ボールハードルリレーは、4チームに分かれ

折り返しリレーの走路に、各チーム

4台のの段ボールハードルを置き、

競争して、毎回、順位を決めます。

1位~4位の順位ポイントをグラフ化し、

各レースの順位ポイントを累計し単元の終わりに

どのチームが優勝するのかを競います。

チームが勝つために、どのように段ボールハードルを

置けばよいかをチームの作戦として考え、

毎回、置き方を変えてチャレンジします。

 

いろいろな置き方を試行錯誤しながら、

どのように置けば、

段ボールハードルがない時と同じように

全力で走ることができるのかと

いうことに気付いていきます。

これが、個とチームの探究になるのです。

 

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砂場を使った幅跳びです。

3年生の幅跳びでは、空中動作、特に空中で、

どのような弧を描くのが良いかを考え、

それによって個の記録を伸ばす探究をします。

その弧の描き方のために段ボール箱を積み重ねて

その積み重ね方によっていろいろな弧を試すように環境設定します。

 

目的は、チームで一人一人の新記録を点数化し、

チームの伸びの平均点をグラフ化して、どのチームが優勝するか

を競うことで、目的をもった探究をしていきます。

 

 

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鉄棒運動Ⅱでは、1学期に学習したことを生かし、

探究タイムでは、個別に技の習得をスモールステップでの

めあてをもち、グループの中でどうすればうまくできるか、

その運動のポイントを探究していきます。

そして、チャレンジタイムで、自分が習得した技を組み合わせて、

演技を考えます。

単元の最後には、発表会を行います。

 

器械運動系の学習は、技ができるようにスモールステップで、

どうすればできるか、その運動のポイントをグループの中で、

たがいに見合って、見付けていく学習をします。

そして、自分ができる技をアップデートし、

今できる技を組み合わせて演技をしたり、

高学年では、グループ創作をしたりして

誰もが運動に親しみ楽しめるようにしています。

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私は、器械運動が大人になって何に役に立つのだろうかと考えたときに、

習得した技自体が、役に立つことはほとんどないと考えます。

しかし、跳び箱、マット、鉄棒、それぞれの機械器具のもつ

特性に応じた技があり、それが初めからできないからこそ、

できるようになるための運動のポイント見つける事、

そして、スモールステップで、できるようになること。

しかも、協働してできるようになること。

この経験こそが役に立つと考えます。

 

人生の中ではいくつもの課題に直面します。

この課題を、機械器具の技と捉えて、

その課題を乗り越えるために、そうすれば解決できるのかを

考える事。そして実行すること。

また、一人ではできないことも

仲間と協働することで解決できるということ。

これを器械運動は教えてくれるのです。

 

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人工芝のオレンジゾーンを活用した

「三小体つくり運動Ⅲ」

短縄です。

 

短縄には2つの体力の要素を高めます。

まずは、各種の技を習得することで、巧緻性、

体を巧みに操作する体力が向上します。

もう一つは、リズム縄跳びなど、

長い時間運動を続けることができる体力、

心肺持久力が高まります。

 

技の取得では、「三小なわとびチャレンジカード」を活用して、

個々にめあてをもち、仲間と見合いながら協働的に探究します。

 

体つくり運動については、「三小体つくるい運動・運動遊び28」や

「タオルD体力向上9」を参考にして、運動の日常化をねらっています。

 

体力調査の結果をから自己の体力を知り、めあてをもって、

具体的な運動に取り組めるように「体力調査ファイル」を活用します。

その運動の場として、朝の校庭開放を7時半には開門し、7時40分から

できるように、養生期間終了後から始めます。

 

養生期間や行事によって場が制限されても、

本校の色分けされた人工芝、固定施設、健康ゾーンを活用した

体育の探究的な学習は可能なのです。

また、5年生の「走り幅跳び」では、第四中学校の砂場をお借りしています。

 

来週は、各教科で身に付けた力を特別活動、学校行事で生かす

音楽会についてお伝えします。

 

 

 

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