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更新日:2023年12月8日
気付きから問いをもたせる
「窓をあけるとに匂いが違うよ」
という1年生。
先生が何が違うの? と聞くと、
「銀杏の匂いがしなくなってる」
こんな小さな気付きをもとに、子どもたちが、
季節の変化にともない何が変わったのかを
知りたい、調べたという知的好奇心をもちました。
子どもたちは、
銀杏の実は、どうなったのかな?
夏と違て葉っぱは変わったのかな?
様々に想像します。
そこから、1学期に探検した近くの公園と神社に行こう
となりました。
子どもの文脈で学習できるマネジメントです。
公園での探検です。
夏との違いをたくさん調べます。
子どもたちの気付きはとても素晴らしいです。
同じ葉でも色が違うこと。
葉の中でも色づきがグラデーションになっていること。
色の違った葉の触った感触が違っていること。
秋の初めのドングリの色は緑色だったのが、
だんだんこい茶色に変わっていたこと。
銀杏の実の中から種が出てきていることを発見した子もいます。
またこんなことも・・・
同じ銀杏の葉も形が違うこと。
銀杏の雄と雌についても自ら気付いたのです。
神社での探検です。
銀杏の実も落ちて変化していました。
1年の生活科のこの単元では、たくさんの気付きや発見がありました。
この探究心は、これから2年の生活科、3年の理科に発展していきます。
この単元には、わくわくするようなゴールがありました。
『どんぐりまつり』です。
秋の収穫物で工夫して創作し、みんなで楽しみました。
1年の学年担任が、今日まで開発してきた単元で身に付けた力を
この「秋を探そう」の単元でも生かされていました。
汎用性のある力は、このようにして育まれるのです。
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