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更新日:2023年6月16日
学びの目的をもった徘徊者
~ 4年算数の単元開発から ~
4年の学年担任と少人数算数担当教員が
協働し、面白い取組を考えました。
算数の「折れ線グラフ」の単元開発です。
ある児童が授業中に廊下を徘徊しています。
でも、授業を抜け出した訳ではないのです。
むしろ、授業に向かっている、
自分の学習を進めているのです。
しかも、徘徊しているのは一人ではなく、
全員。
4年が開発した単元は、教師が与える習得学習ではなく、
5つの教室に考える視点を変えたワークシートを用意し、
一人一人が自分で選択しながら、その場での仲間と
自然に対話し、協働して問題解決する
個人習得学習を考えたのです。
これは、単元内自由進度学習とは違いますが、
その一部を取り入れて単元化しました。
普段、45分狭い教室の中で黒板に向かって
学習するのとは全く違う学びがここにあります。
分からなければ、教師に聞くこともできます。
個別に支援ができ、かつ主体性が生まれます。
1階の少人数算数室から2階の4年1組、
3階の4年2~4組、すべての教室を
学びの目的をもって徘徊する子どもたち。
その瞳には自立の輝きが見えました。
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