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更新日:2023年12月1日

令和5年12月1日号

学園研での校内研研究発表会

 

今週11月29日(水)は本校の校内研の発表を行いました。

今年度は、学園研究会の研究主題を

「児童・生徒の自立した学びを目指して」

とし、3校がそれぞれの校内研を通して、

この研究主題に向けて研究を進めています。

 

2年は生活科と国語のカリキュラム・マネジメントした単元開発

 

4年は外国語活動で、ベトナムの学校とリモートで交流する単元開発

 

6年は卒業に向けて自分を見つめ直す、

総合での「ドリーム・プロジェクト」の単元開発

 

この3つの単元は、子どもの文脈で学習できるように、

個々に問いをもたせる工夫があります。

 

 

2年が単元開発した

『つたえよう! 一緒に遊ぼう! 三小おもちゃプロジェクト』

では、生活科の単元「せかいで ひとつの おもちゃ」と

国語の単元「あそびかたを せつめいしよう」を

コラボさせています。

 

最終的なゴールは、自分が作った世界で一つだけのおもちゃについて

作り方、遊び方等を伝えることを設定しています。

これは、国語の話す、聞くのねらいがあります。

2年生は、これだけでも張り切って頑張ることでしょう。

さらに、説明するためには、説明するための文章を考えます。

この説明書を作成するは、書くをねらいにしています。

この説明文を書くときに、

①おもちゃを作ってから書く

②おもちゃを作りながら書く

③説明文を書いてからおもちゃを作る

ここが、個々の子どもの文脈で学習できるのです。

 

この単元の導入の1時間もとても効果的でした。

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廊下に学習環境を設定し、様々な素材を自由に使い、

教室も学級の枠を超えて自由に使うことができます。

子どもたちはそれだけでもわくわくし、目を輝かせました。

 

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一人で黙々と作る子もいれば、

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協働して作る子もいます。

 

この時間のねらいは、

どう動く?

どう使える?

と2つの視点を与えています。

 

それだけでも、子どもたちは予想外の発想で、

いろいろなもの作り出し、さらに進化させていきました。

 

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最後の振り返りもその教室に集まった子どもどうして、

学年担任がそれそれに振り返りをしました。

 

この様な単元の導入から、子どもたちの問いを引き出し、

学級の枠を超えて学習できる単元の見通しをもたせたのです。

 

このように、子どもたちは自分から学習材を集め、

自分から文脈をつくって今日の研究授業である

説明文を書くところまで進めました。

これから、最終ゴールである1年生に説明するステージに向けて、

学びが進みます。

 

この子どもたちの姿は、2年の教員が子どもの学びを信じて、

任せることで生まれたのです。

これは、決して放任ではありません。

学年担任として、学年の子どもたち一人一人を見ることができます。

むしろ、一斉授業で埋もれてしまう子どもを見逃すことがないのです。

 

自立した学びを引き出すためには、子ども信じて、

大人が一歩踏む出す勇気をもつことではないでしょうか。

 

年間講師である上智大学教授の奈須正裕先生の言葉から、

本校の研究は、ここまで進捗したと感じます。

 

 

 

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