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更新日:2022年5月25日
5月号を発行いたしました。以下は学校だより5月号冒頭の副校長挨拶です。
アンネの薔薇が咲く庭から
副校長 關口 智子
「ねえ。戦争、どっちが勝つと思う?」
こんな問いかけを子どもからされたら、どのように答えるでしょうか。
いま、戦争と平和について子どもたちにどう伝えるか、多くの大人が頭を抱えています。メディアやネットからあふれてくる情報を前に、子どもたちも自分なりに、今何が起きているのかについて考えているに違いありません。
冒頭の問いを投げられたのは、札幌市で月1回、子ども向けのタブロイド紙を発行している男性です。問いかけたのは小学2年生の息子さん。この質問をきっかけに編集長である父親は急遽、今年4月号の特集を「ウクライナとロシア」に変更したのだそうです。そして、その国の人たちの「暮らし」を知ることに視点を置き、両国の文化の紹介に同じだけの紙面を割きました。「暮らし」という身近な視点に引き寄せることで、子どもなりに考えさせたかったそうです。むやみに恐ろしさを伝えるより、自分の立ち位置から考えさせることの発想は見事だと思います。
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