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更新日:2021年10月5日
10月号を発行いたしました。以下は学校だより9月号冒頭の校長挨拶です。
子どものための働き方改革
校長 吉村 達之
「申し訳ないんだけど、お客さんが来るから、休憩時間も昼ごはん食べながら接客してもらえるかな、当分の間。」「悪いなあ、退勤時刻、過ぎちゃうんだけど、夜6時にお客さん来るから残って対応してくれるかなあ、残業代は出せないけど……。」
フルタイムで働いている仕事先で、毎日のように、こう頼まれたら、皆さんはどのように感じられるでしょうか?
実は長年、学校では、このような実態がありました。中学校で英語を教えていた時期、私は担任だけでなくバドミントン部の顧問もしていました。夕方の休憩時間はまさに部活動の真っ最中で、休憩時間などという発想自体ありませんでしたし、それが当然という風潮でもありました。翌日の授業の準備は、部活動指導が終わる6時半ごろから遅くまで毎日やっていた覚えがあります。今思えば、それで満足のいく教材研究ができていたのか、担任学級の生徒たち一人一人と十分な話ができていたのかなど、おおいに疑問があり、当時教えていた生徒には申し訳のないことをしたと思っています。現在、働き方改革推進の下、文部科学省が部活動指導に対する改善に向けた具体的な動きをしてくれていることは、何よりありがたいと感じています。
以前、学校だよりでもお伝えしましたが、教員は給食指導があるため、昼の時間帯に法令で定められた休憩時間をとることができません。これは、仕事の性質上、やむを得ないことです。代わりに、休憩時間を放課後の15:45~16:30に設定し、この間は自由に職場を離れたり、休憩をとったりすることが認められています。また、教員は、法令により、通常の勤務では残業の制度自体がないため、勤務時間外や休業日に仕事をしても手当などはつきません。
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