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更新日:2018年1月8日
広い廊下の真ん中でダンゴムシポーズの子供たち。何をしているのでしょう。
「休み時間に地震が起きた」という想定での避難訓練のひとコマです。地域・保護者の皆様、このポーズをご覧になったことはありませんか。
三小では、各学年で防災学習を行っています。オレンジの上着の皆さんは、授業協力者のみたかSCサポートネットの方々です。
先ほどのポーズ。学校公開日に実施した防災学習で、たくさんの保護者・地域の方にもご覧いただいています。画像は、1年生の学習です。
こちらは2年生。自分の身を守ることが一番大事ですが、三小にあるみんなを守るための施設・設備も見学しました。
1年生は、まず学校で学習 → 課題を家庭に持ち帰り家の方に聞いたり調べたりする → 家庭で調べたことをワークシートに書いたり画像を貼ったりして学校に持ち寄る → 学校公開日に授業で話し合う → 地域の方や保護者の方のお話を聞く → 実際にやってみる・・・というような流れで学んでいます。
こちらは、5年生。「下校途中に首都直下型の大地震が起きたら・・・」というテーマで熟議をしました。地域をよく知るサポートネットの方にも一緒に入っていただきました。
以上は一部の紹介ですが、各学年で地域・保護者の皆様のご協力をいただきながら、防災学習に取り組んでいます。
そして、防災学習でも学ぶ考える「スキル」と「ツール」を他の学習でも、教科等を超えて生かしています。
自分の考えを付箋に書き出します。思いついたことが消えないうちに「かく」ことで言語化、見える化します。
みんなの付箋を出し合い、共通点や相違点を見付け、大きな画用紙の上に付箋を分類して貼り付け、整理していきます。
まとまりごとに、整理した際の視点を書き込みます。付箋のグループの見出しのような役割になります。矢印や囲み、色分け、様々な図表等を使うこともあります。
まとめる過程でも考え、このまとめを見てさらに考えることができます。
各グループでまとめたことを全体で共有し、自分たちのグループのまとめと比較します。すると、考えが広がったり深まったりします。
そうして、このような全体での話し合いになります。最後に自分の考えを改めてまとめると、深まっていることを自覚します。みんなで学んでよかったと思う瞬間です。
2学期の学校公開で「道徳授業地区公開講座」を開催しました。全学級で道徳の授業を保護者・地域の皆様に公開しました。
道徳は、来年度から「特別の教科 道徳」として学びます。「考え、議論する道徳」を一つのキーワードに、授業を工夫しています。上の2つの画像は、どちらも図表を使い、異なる立場から場面をとらえて比較しやすくしています。友達と議論しながら、多面的・多角的に考えていくようにします。ここでも、思考の「スキル」「ツール」は活用できますし、伸ばせます。
こちらは3つの立場から考え、比較・検討しています。先生は前に立っていませんが、児童は皆、自分の考えを一生懸命に書いています。
来年度から、道徳も変わりますが、外国語活動の時間も増えます。先生も、自分で英語を使ったが外国語活動の授業ができるよう、学んでいます。
話す・聞くことが中心ですが、来年度から、文字指導も少しずつ取り上げていくことになります。
学校生活で一番長い時間を費やすのは、授業です。保護者・地域の皆様と共に授業をつくれることは、とても素晴らしいこと、ありがたいことと思っております。感謝申し上げます。
子供たちが生き生きと、いろいろな人と共に、深く学ぶことで「笑顔」と「ありがとう」が増えるように。そんな思いを胸に、皆様にご協力をいただくとともに、子供たちの姿に感動とエネルギーをもらいながら、教職員も多くのことを学んできた2学期でした。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
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