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更新日:2018年1月8日
パチパチパチパチ・・・ 教室から拍手が響いてきました。のぞいてみると・・・
先生と握手。「よく頑張ったね」「ありがとうございます」こんな会話が聞こえてきます。2学期終業式の日、教室で「あゆみ」をもらっているところでした。友達が頑張ったことを自分のことのように嬉しそうに聞き、拍手を贈る子供たち。そんな子供たちの様子を見られることに、こちらこそ「ありがとうございます。」
一人で学ぶのもよいけれど、みんなと学ぶから楽しい、深まる、ということもたくさんあります。
自分でノートに書いたことも、みんなと共有すると楽しく、深まります。
自分のノートを見つめています。
ノートに自分の考えをまず書き出してみます。考えが頭の中にあるうちは見えませんが、書いたら見えます。書いたものを見て、また考えることができます。
自分の考えを客観的に見つめ直します。書き直したくなってしまいました。はじめとは違う考えが浮かんだのでしょう。
ノートを見せながら自分の考えを友達に説明します。説明を受けた友達も、相手のノートを見ながら聞くことで、より理解が深まります。
2年生のかけ算九九の授業です。九九を言えるようになることは、大切です。さらに、その過程で考える力などを伸ばすことも、大切です。
「かく」と言っても、文を書く、図を描く、式を書く・・・様々な表し方があります。こうした表し方を身に付けていくと、考えるときに役に立ちます。人と考えを交流するときにも役に立ちます。
書いたものを基に、「話す」「聞く」「話し合う」という活動がまた、考えを明確にし、広げたり深めたりします。
【言語化する】【可視化する】ことが大切です。
9×1、9×2、9×3・・・共通することは何かな → きまりを見つけます。
それを知ると、計算がより分かりやすくなります。なぜ、どのように分かりやすく便利になるか、ということも考えていきます。
考え方のスキル=共通、相違、理由。「他の段はこうだったから・・・」という類推。
「考える」ということにも、いろいろなパターンがあります。具体的な問題を解決する過程で、答えを出すこととともに、考える技を学んでいきます。
ペアやグループで話したことも、みんなで共有するとどんどん広がります。「みんながいるから」できる学びです。
みんなのアイディアを黒板に集めると、やっぱり似ているものと違うものがあります。視点をもって分類・整理する考え方も学びます。
最後にもう一度、自分で考えて【言語化】してみます。どんどん言葉が出てきたのは、みんなと学んだからです。
また、考える技、そのためのツール=言語、図、表、式などを使うことができたからでもあります。
三小では、考えること、表すことに力を入れて学習を進めています。そのために役立つ「思考スキル」「思考ツール」を考えながら、教員みんなで授業改善のために学んでいます。
1月19日(金)三鷹中央学園の研究発表会で、子供たちが生き生きと考え、表す姿を見せられるよう準備を重ねています。
学習の成果は、教室で「見える化」し、子供たちが、自分たちの学びの積み上げを視覚的に感じられるようにしたいです。
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