更新日：2024年1月10日

 

「共育」「協育」の力で、どの子も真っすぐ伸びる三鷹七小‼

　校長　上原　義人

　新しい年を迎え、日頃より本校の教育活動をお支えいただいている保護者・地域関係者の皆様におかれましては、健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。昨年は、様々な学習・体験活動、学校行事、PTA活動並びに地域のイベント等におきまして、多大なるご支援、ご協力を賜り、誠にありがとうございます。改めてお礼申し上げます。本年も、子どもたちの健やかなる成長のためにお力添えいただきますようお願いいたします。

　また、元日の能登半島地震において、被災された皆様におかれましては心よりお見舞い申し上げますとともに、安否不明者の一日も早い発見・救出、被災された地域の早期復旧・復興をお祈りいたします。

　令和６年（2024年）の干支は、十干（じっかん）と十二支を組み合わせた「甲辰（きのえ・たつ）」です。「甲」は十干の一番先頭（第1位）であり、草木の芽生えや真っすぐに堂々とそり立つ樹木といった「成長」を感じさせる意味をもっています。「辰」は十二支の中では唯一の架空の生き物、龍（竜）を意味します。龍は竜巻や雷などの自然現象を起こす大自然の躍動を象徴するものであり、「龍が現れるとめでたいことが起こる」と伝えられてきました。また「昇龍」という熟語から、「天に向かって飛翔する」イメージがあります。この2つの組み合わせである甲辰には、「成功という芽が成長していき、姿を整えていく」「天まで届く勢いで上り調子で成長していく」という縁起の良い意味があるそうです。本校の子どもたちにとっても、大きな成長を遂げる一年となるよう願っています。

　本日から3学期がスタートし、どの子も新たな気持ちで張り切って登校する姿が見られ、大変嬉しく思います。本年も全教職員が一丸となって子どもたちの様子を注意深く見守り、日常的に情報交換を行うことで児童理解を深め、子どもたちの健やかな成長を促してまいります。また、七小の教育活動をより一層充実させていくために、教員の働き方改革も推進します。教師にとって最も重要な職務であり、本来の目的である子どもたちの教育に、教師が力を最大限発揮できる職務環境を整えていくことで、子どもたちの学校生活をより豊かで充実したものにしていきたいと思います。とはいえ、子どもたちにとっての望ましい教育環境は、学校の力だけで整えられるものではありません。そこには、家庭や地域の教育力が欠かせません。それぞれのご家庭にとってお子さんが「わが家の宝」であるように、「子どもは地域の宝」であり「子どもは社会の宝」でもあります。保護者・地域の皆様におかれましては、七小の子どもたちを共に育む「共育」、協力して育む「協育」の理念をご理解いただき、学校で、家庭で、地域で、子どもたちの良さを引き出し、認め、褒め、励ましていただきたいのです。そして、どの子も真っすぐに伸びる三鷹七小を目指していきたいと思います。

　3学期は、各学年のまとめをする時期であるとともに、次の学年に向けて子どもたちの意欲を高めていく大切な時期でもあります。学校では、引き続き、学園研究や校内研究を核として教員の授業力向上を図り、学習用タブレット端末等のICT機器を効果的に活用した個別最適な学びと協働的な学びの一体化を通して、児童の主体的な学び、自立的な学びを促してまいります。また、様々な体験活動や本物との出会い、本校の特色を生かした活動、体力向上及び健康教育、防災教育、教育支援の充実、放課後の学びの場や遊びの場の充実、多様な人とのつながりを生かした交流活動を積極的に推進してまいります。特に、この交流活動においては、子どもたちや学校を「縁」としたつながり（スクール・コミュニティ）を広げ、深めるために、保護者、地域の皆様のお力添えが必要です。様々な教育活動や人とのつながりを通して、子どもたちが社会の一員として適切な関わりを学んだり、誰かの役に立ったりしながら自己有用感を高め、三鷹市の教育理念である「人間力」と「社会力」を主体的に発揮できる子どもたちの育成を目指します。子どもたちを共に育てる「チーム七小」としての協働活動を通して、子どもたちはもとより、保護者や地域の皆様、教職員にとっても最良の一年となるよう、力を合わせてまいりましょう！

１月の生活指導目標「規則正しい生活をしよう」

 

令和５年度七小通信１月号（PDF：492KB）