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更新日:2024年2月21日

「アンガーマネジメント」

副校長  三橋 智子

 先日の道徳授業地区公開講座では、授業参観と講座へのご参加をいただき、ありがとうございました。いつも本校の教育活動にご理解とご協力をいただいていること、この場をお借りしまして、改めてお礼を申し上げます。

 さて、4校時にはアンガーマネジメントファシリテーターの小尻美奈講師をお迎えして、「親子の信頼関係を育むアンガーマネジメント」と題して、講演会を行いました。参加者の皆様と和気あいあいと学びを繰り広げることとなりました。

 アンガーマネジメントと聞くと、叱らないトレーニングではとか、怒りを無くして怒らないようにするための内容だろうと思われるかもしれません。最初の説明で「怒り」は、無くすことはできない本来人間にあって当然のもので、アンガーマネジメントとは怒りの感情と上手に付き合うためのトレーニングなのだとお話がありました。怒る必要があることなのかの線引きができるようになること、怒りに振り回されず上手に怒りを表現すること等、上手に怒ることができるためのヒントをたくさんいただきました。

 参加した皆さんで普段の叱った体験を振り返ってみました。怒りの正体は「誰か」でも「出来事」でもなく、「~は、こうある『べき』」という自分の考えが、目の前で裏切られるから怒りになるということが分かりました。しかし、同じ人でもこの「べき」が日によってあるいは場合によって違ってくることがあります。それをライターに例えて話がありました。ライターの着火スイッチが自分の考える「べき」であり、燃料はそのときに抱えていたマイナスの感情やマイナスの身体の状態です。自分がどんな「べき」をもっているのか認識するとともに、その子の要求や感情として何があるのか受け止めて理解することで、炎が治まり親子間に安心感が生まれ、信頼関係が育っていきます。また、怒りの感情が起こったときには6秒待つと衝動のコントロールができるようになることや、悪い叱り方の例として、過去をもち出す言葉・責める言葉・強い言葉(いつも・絶対・必ず等)・程度言葉(ちゃんと・しっかり・きちんと等)があることも分かりました。更に参加者の皆さんで、どう言ったらよいのかを具体的に考えることもできました。

 道徳や親子関係に関する本や情報はたくさんありますが、こうしてお話を聞きながら実際に自分を振り返り、考えてみて初めて分かることや納得することがあると感じました。保護者の皆さんの日々の悩みに役立つよう、心の教育に関してもっとこんな内容で講座を開いてほしいというご要望がありましたら、ぜひ「校支援」でお送りしているアンケートでお送りいただければと思っています。

四小だより(2月号)(PDF:882KB)

行事予定(2・3月)(PDF:75KB)

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