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更新日:2024年2月14日

身に付けた力を発揮するために                    

校長 佐藤 勇人

 過日は、本校の第80回運動会に多数ご参会いただき、ありがとうございました。子どもたちの運動会をよりよくしたいという意見を取り入れ、それを形にした運動会でした。保護者の皆様には、衣装等のご用意や当日の参観につきましてご理解とご協力をいただき、ありがとうございました。

 さて、先日ある学級の理科の授業を参観しました。教師は、4問のクイズを出しました。どちらが重いかを当てるクイズです。1問目は大きさの違う同じメーカーの液体のりAとB。子どもたちは大きい方が重いだろうと答えました。2問目は、大きさはほぼ同じですが、プラスティックとガラスでできた材質の異なる水槽AとB。子どもたちは、ガラスの方が重いと答えました。3問目は同じような金属製の材質で形の異なる食器AとB。少し意見が割れました。様々な意見が出てきて、教室がざわつきます。手に取って比べてみても、どちらが重いかよくわかりません。そして、4問目は、2つ折にした模造紙と筒状に丸めた模造紙AとB。子どもたちは、いよいよざわつき始めました。「先生、量らせてよ!」という声も出ました。

 そこで、教師は、「なんだかもやもやしちゃったね。次の時間に確かめたいことは、何かな?」と問いかけました。子どもたちは、次の時間から、「物の重さは、大きさや種類(素材)、形によって変わるのか」を調べようと話し合いました。

 事象との出合いを工夫して、子どもたちがもった問いを解決すべき課題としてもたせることができれば、子どもたちはその解決に向けて自ら向かっていきます。一人1台の学習用端末が手元にある今、子どもたちが、多様な知識を得ることは、非常に容易なこととなりました。もちろん、知識を身に付けることは大切なことですが、このように、自ら取り組んで知識を得る過程や記録を検討したり意見を共有したりして実感をもって理解することが、子どもたちの生きて働く力となるのです。

 運動会では、子どもたちの普段培ってきた力を生かして、子どもたち主体の行事とすることができました。今月下旬には、学習発表会を実施します。奇数学年は、音楽の時間の学習内容を発表し、偶数学年は、各教科で学んだ内容を生かしての発表です。当日は、子どもたちが日頃の学習で身に付けた力を発揮して生き生きと発表できるよう、指導しております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

四小だより(11月号)(PDF:607KB)

11~12月行事予定(PDF:102KB)

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