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更新日:2023年11月5日

令和5年度三鷹市総合防災訓練(メイン会場:第五小)

 11月5日に三鷹市の総合防災訓練が行われました。防災訓練は市内の7つの住区ごとに毎秋行われていますが、メイン会場は持ち回り、つまり7年に一度回ってきます。今回のメイン会場は井の頭住区。五小の校庭と体育館、教室も使って大規模に開催されました。

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 消防署や消防団、日本赤十字社など、関係団体がそれぞれブースを出して定番の煙体験ハウスや放水体験、応急救護体験、防災トイレ組み立て、起震車体験などを行っていましたが、そこにとどまらず、一歩踏み込んだ展示や体験がありました。

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 たとえば、ライフラインでは――
 東京電力は車載バッテリーからの給電の実演。三鷹市電設防災協会は防災機能のあるブレーカー等の機器紹介。東京都水道局は応急給水拠点の紹介。三鷹市管工事業協同組合(上下水道の管工事)は水道管の復旧工事に関する展示。東京ガスはマイコンメーターの復旧操作。NTT東日本は災害時特設公衆電話の展示を行っていました。
 また、三鷹市建設業協会では災害時の救助機材のプレゼンと体験。多摩府中保健所は災害時の食中毒を防ぐ方法、獣医師会はペットを連れての避難方法を紹介。
 医療救護所では、外科や内科などのほかに助産師さんたちのコーナーがあり、妊産婦さんや赤ちゃんへの対応もされることがわかりました。

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 自衛隊のブースではブルーシートと新聞紙を使った寝袋が展示されていました。

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 PTAとオヤジの会による炊き出し。防災キャンプで鍛えているので、大鍋の扱いも慣れたものです。

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 今回すごかったのは、三中生有志がブースを出したこと。とはいえテントはからっぽで、メンバーは校庭内を動き回り、来場する子どもたちに防災クイズを出していましたが…。自分たちで考えたクイズで、これのために9月から集まって下調べを重ねてきています。
 また、I組の生徒と保護者、三中3年生有志が組んで、「障がいのある人や要配慮者の災害時の支援方法」をまとめた展示も画期的でした。災害時、障がいのある人やお年寄りは普段以上に弱者となってしまいます。そういう人たちのために何ができるのか、具体的な方法がわかりやすくまとめられていました。

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 盛況のうちに閉会となりました。学びの多い、そして「いざというときは地域が頼りになりそう」という心強さを感じる訓練でした。

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