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更新日:2018年6月8日

【No.8】岡田侑子さん演奏会

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左手のピアニスト、岡田侑子さんを迎えた演奏会、講演会を行いました。

左手のみで弾くピアノ曲の歴史を調べていくと、第一次世界大戦で右腕を失ったピアニスト達が曲を作ったことに始まるようです。岡田さんは「局所性ジストニア」という神経疾患を大学3年生の時に発症し、右手の演奏機能を失いましたが、現在はピアニスとして活動すると同時に、教育福祉分野における機能向上訓練の研究活動も行っています。

「小学生の前での演奏ははじめです」と笑顔で話されていた岡田さん。高山小学校は岡田さんにとって初の児童への演奏会となりました。子供から「もし、右手が動くようになったら再び両手で演奏しますか?」という質問に「私は左手のみの演奏を続けます」と一点の曇りもないまなざしで答えられた岡田さん。その姿に子供たちは「生きること」について深く考えたことと思います。2018.6.7(柳瀬)

 

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岡田侑子(左手のピアニスト・運動生理学研究者)

1990年奈良県出身。4歳よりピアノを始め、私立帝塚山高等学校(奈良県)を経て、2009年同志社女子大学学芸学部音楽学科へ入学。在学中、ピアノを田渕千代子氏に、音楽療法を濱谷紀子、稲田雅美の各氏に師事。2011年(大学3年の時)に右手局所性ジストニアと診断されたのをきっかけに、左手の音楽に取り組み始め、並行して音楽生理学の勉強を始める。2013年左手にも局所性ジストニアを発症し、いったん音楽から離れるも、その年左手のピアニストとして国内外で活躍する智内威雄氏と出会い、左手の音楽の世界に魅了される。音楽生理学で得た知識をもとに、独自の訓練方法を編み出し、左手のリハビリに取り組み始める。2015年7月からは並行して智内威雄氏の元で左手の音楽の追及・奏法の見直しを始める。約2年間の休養・リハビリ期間を経て、2016年11月奈良市音声館にて「復活記念 左手のピアノリサイタル」を開催し、その模様が産経新聞、奈良新聞に掲載される。現在は様々なコンサートに出演するとともに、智内威雄氏の下で歴史に埋もれた楽曲の発掘を行い、独自に左手の奏法の解剖学的考察を行っている。また、ワンハンドピアノミュージックの一員としても活動を始め、教育福祉分野における研究活動(鍵盤ハーモニカを用いた機能向上訓練の研究)を行う傍ら、ワンハンドピアノレッスンの講師としても活動をしている。(智内威雄氏のホームページより引用)

 

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