ホーム > 家庭・地域 > CS・井の頭住協・井の頭かいぼり隊/井の頭池の生き物調べ

ここから本文です。

更新日:2023年10月8日

CS・井の頭住協・井の頭かいぼり隊/井の頭池の生き物調べ

 10月8日、井の頭住協多世代交流委員会とCS委員会の共催で、「井の頭池の生き物を調べよう」というイベントが行われました。
 今回も事前予約はあっという間に埋まり、五小・高山小の児童19名、中学生1名、未就学児2名を含む40名が参加。井の頭住協の多世代交流委員さんたちとCS委員が付き添い、井の頭かいぼり隊の皆さんにアテンドしていただいて、大規模なイベントとなりました。

20231008_inokasiraikimonosirabe1 
▲井の頭かいぼり隊は2014年のかいぼり開始当時から組織されているボランティアグループです。参加者のために多くのメンバーが協力してくださいました。参加者8名ごとに2名のかいぼり隊メンバーがアドバイザーとして付いてくれました。 

 井の頭池は2014年から3回のかいぼり(池の水を抜いて天日干しをすること)を行って水質改善と生態系の回復に取り組んできました。その後もかいぼり隊は活動を続けており、外来生物の駆除や生物のモニタリング等を行っています。今回はその活動の一部を体験させていただきました。池には200か所以上に罠がしかけてあり、週に1回それを引き上げてアメリカザリガニ等の外来種は駆除し、モツゴ、ウキゴリ、クロダハゼ、テナガエビ、スジエビなどの在来種は数を数えてから池に戻しているそうです。

20231008_inokasiraikimonosirabe2 20231008_inokasiraikimonosirabe3

  子どもたちも網を上げさせてもらいました。 

20231008_inokasiraikimonosirabe4

 涼しくなってきたせいか、網に入っている生物は少なめだそう。スジエビ、ヌカエビ、テナガエビなど、エビはいろいろいます。子どもたちがあっという間に見分けられるようになったのには驚きました。駆除しないといけないアメリカザリガニは、夏のあいだは1,000匹もいたそうですが、今日はそんなにはいなかったです。

20231008_inokasiraikimonosirabe5 20231008_inokasiraikimonosirabe6

 ザリガニの雌雄の見分け方も教わりました。井の頭池にはスッポンもいます。捕まって暴れるスッポン。

20231008_inokasiraikimonosirabe7

 網にかかった生き物を水槽に移し、観察してから池に戻します。

 さまざまな生き物に出会うことができ、井の頭池の生物多様性に触れることができました。また、井の頭池の水が湧き水であることや、その湧き水がどのようにして生まれてきたのか、昔の人がどのようにこの水を利用してきたのか、などのお話も聞くことができました。自然と人の暮らしが密接につながっていることに気づけたのではないでしょうか。

お問い合わせ

三鷹の森学園