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更新日:2024年2月1日

 

人と違っても大丈夫

副校長  三宮 尚子

 元日から地震があった1月から約1か月が経ちます。石川県能登半島地震から今なお避難生活を余儀なくされている方や、普段の生活ができずに苦しんでいらっしゃる方においては、心よりお見舞い申し上げます。東京でも1月28日に震度4の地震がありました。ちょうどその日は三鷹中央学園の「防災イベント」がありました。学校が避難所になったと想定して、防災倉庫に入っているものを確認したり、仮設トイレや給水の設置について知ったりする中で、改めて震災のときは、家庭、学校、地域のつながりが大事だと痛感しました。「天災は忘れた頃にやってくる」といわれていますが、「地震は必ずくる」という思いで、普段から防災に対する備えを心掛けていき、避難訓練等において子どもたちにも防災に対する意識をさらに高めていく必要性を感じました。

 さて、先月東京都人権啓発センターから人権問題の普及啓発に役立てるためのポスターが学校に届きました。今、職員室前の廊下に掲示しています。そこには、「ちがう」だからこそ…という言葉が書かれています。このポスターの制作者は、「一人ひとりが違って当たり前。その認識を各々が持って過ごすことができれば、もっとやさしい世界になると思う一方、それこそ多様な価値観が混在する中、共通認識を生む難しさも理解します。自分がみんなと違うと苦しんでしまう人も、あの人はみんなと違うと思ってしまう人も、少しでも考えを見直し、背中を押すきっかけとなるポスターを作りたいと考えました。」と書いていました。ポスターに書かれている全文をご紹介します。

         「ちがう」、だからこそ

じぶんがほかのひとと、「ちがう」とかんじることはありますか?

おおきいひとや ゆっくりなひと

すきなたべもの はなすことば はだのいろ

ぜんぶおなじ、なんてひとはどこにもいません。

だからこそわたしたちは、しらないことをつたえあい、

にがてなことをたすけあい、うれしいきもちをわけあうことができます。

「ちがう」あなただからこそ、できることがある。

「ちがうわたしたち」だからこそ、いっしょにできることがある。

 

 先日、本校の校内研究授業に講師として来てくださった調布特別支援学校の主幹教諭昼間友彦先生から、学校生活のやりにくさや上手くいかないときの子どもの気持ちについて勉強する機会がありました。黒板に書いてある文字が歪んで見えたり、どこか欠けているように見えたり、雑音が入り聞き取りにくさがあったりすることで、やる気がなくなったり、ほかの人より時間がかかり焦ってしまったりする子の疑似体験を通して、児童理解を深めることができました。他の人と同じようにできないことを責めるのではなく、今ここで何をどのように、どのくらい支援すれば上手くできるかを大人も考え、子どもたちに成功体験をさせ成長を実感させていくようにしていかなければなりません。ぜひご家庭や地域においても、子どもたちへのバックアップ等のご協力をよろしくお願いします。

 

 2月の生活指導目標「寒さに負けず元気よく遊ぼう」

 

令和5年度七小通信2月号(PDF:402KB)

 

 

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