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更新日:2018年6月20日
柳瀬校長による示範授業が鷹教研で行われました。子供が本来もっている見方・考え方を働かせた数学的活動の在り方について60名の参加者が考えました。2018.6.13(算数部長 門田)
以下、指導案からの抜粋。
第3学年の乗法に関する指導内容は2位数に1位数をかける乗法の問題が、乗法九九の基本的な計算を基にしてできること、そして、その知識に基づいて筆算の仕方が理解でき、それを適切に用いることが主たる目的となる。
本時は、第3学年の児童が数学的活動の過程で、自ら乗法九九の範囲を超えて2位数×1位数の乗法を創る活動を通して、その考えを伝えるために式や図を積極的に活用する資質・能力を育てることをねらいとする。
提示する問題は「●が線で囲まれています。やすし君がかけ算を使って数えたら48個ありました。●はどのように囲まれていたでしょう」という問題である。
乗法九九の範囲ならば、6×8あるいは8×6の2つしか見つからない。しかし、例えば、乗法に関して成り立つ性質を使えば6×8→4×12→2×24のように乗法九九の適用範囲を広げ、2位数×1位数を創ることができる。
なお、式と図を関連付ける過程で、説明を簡潔・明瞭にするために、●を捨象した面積図的表現へと抽象化する過程も扱っていきたい。
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