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更新日:2023年6月9日
3年生の図工の授業開き。
教員の自己紹介や授業のルール、めあてなど、話したいことはたくさんあるのですが、全てを話していたら時間がどれだけあっても足りません。
お話しは最低限で済ませるとしても、初回から絵の具や道具を使わせるのは、ちょっとだけ大変です。
道具を使うと、それについての話もしなくてはいけませんし。
しかし一方で、はじめの授業がオリエンテーションだけで終わってしまうのも、少し寂しい。
子供たちは図工を楽しみにきてくれているので、その気持ちには応えたいものです。
そこで今回用意したのは、なが~い紙。
4つ切りの画用紙を横長に切って、それを二枚、テープで横に繋げました。
紙の繋ぎ目で半分に折ってあった紙を、なが~く伸ばした瞬間に子供たちが驚きます。
何しろ長さにすると、1mちょっと。
子供たちの身長には届きませんが、足から肩くらいまではあります。
「こんな長い紙があったら、何がかけちゃうかな?」と問いかけると、様々な声があがります。
「ヘビ!」「新幹線!」「タワー!」など、いかにもなが~いものもあがれば、「水族館!」「遊園地!」など、紙を広い場所に見立てた答えもあがります。
十分に話題を膨らませたら、どんどん描いていきます。
ロケット、パフェ、リュウグウノツカイ。
恐竜、ろくろ首、好きな物たくさん。
ものすごい勢いで…というと語弊があるかもしれませんが、そう長くはない時間を目いっぱい使って、勢いよく描き上げていきました。
長すぎる紙は、机からはみ出て描きにくいかもしれない…と心配していたのですが、置き方を工夫したり、半分に折ったりして器用に描いています。
中には「もっとつなげていいですか!!」と、さらに紙を長くしていく子供も。
今回は描きあがった作品はそのままお持ち帰り。
絵と一緒に、「楽しかった!」という気持ちも持ち帰ってくれたら嬉しいです。
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