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更新日:2023年6月9日

【図工】【5年】【6年】つないで!かさぶくろ

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今年度の図工の授業開きとして「つないで!かさぶくろ」という授業を行いました。
傘袋を使用した造形遊びです。
造形遊びとは、教員から何か作るものを提示するのではなく、素材の形や色、場所などから、児童自身が何を作るかを想像して取り組む活動です。

今回はたくさんの傘袋と、傘袋をつなぐためのセロハンテープ、そして傘袋を空中にぶらさげていく土台として、図工室の天井からたくさんのビニールテープを用意しました。

児童全体に指導をしたのは、傘袋を膨らませて、ねじってとめる基本的な技術のみです。
「こんな風に膨らませた傘袋をつないでいったら、何ができちゃうかな?」
そう投げかけて活動をはじめました。

膨らませた傘袋をまず天井からぶら下げ、つないでみて、そこから形やイメージを考えていく子供もいれば、膨らませた傘袋を何本かもって、イメージをつかんでから取り組んでいく子供もいます。
はじめのうちは迷いながら傘袋を膨らませていった子供たちですが、だんだんと図工室のあちこちから「家つくろう!」「ドラゴンにしよう!」と様々な声が聞こえてきます。

活動はグループで取り組んでも構いませんし、個人で取り組んでも構いません。
こういった活動をするとき、その点に自由度があることは大切だと思っています。
みんなで話し合いながら取り組んでく姿も、一人で没頭して、こだわりをもって取り組んでいく姿もすてきです。
(今回の場合は傘袋を膨らませていく生産量に差がでるので、グループの方が大きくて楽しい作品になりやすいのは確かなのですが、そこは任せています)

こどもたちの「ひらめく力」に本当に感心させられます。
傘袋を骨組みとして建築されていく家。
算数で学習した正多面体のように幾何学的な形。
天井からのびたテープを活用してつくられた、子供たちの身長よりも大きな巨人。
何本ものテープにまたがって空中に浮き上がる大きな船。
机を左右に寄せて、広かったはずの図工室が、あっというまに大量の傘袋に埋め尽くされて、美術館さながらの風景になりました。

豊かな活動をするためには十二分に材料を用意する必要があるので、こうした活動はなかなか頻繁に行うことができないのですが、機を見て、また取り組んでいければ良いと思っています。

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