ホーム > 学校案内 > 週刊校長BLOG2023 > 令和6年3月22日号

ここから本文です。

更新日:2024年3月22日

令和6年3月22日号

次年度の予告!

~自立した学び舎 三小スタイル~

ファースト・モデルの完成を目指して

 

060322000000001

060322000000002

0603220000003

令和5年度の校長BLOGも最終回を迎えました。

今年度は、今までの授業スタイルを大きく変えて、

子どもたちが学びたくなる学校づくりを目指しました。

「子どもの文脈で学習できる単元開発」

を組織目標、校内研究のテーマとし、

学園の目指す

「児童・生徒の自立した学び」

に向かって、本校ならではの教育を展開いたしました。

 

私から見てこの1年は大きく飛躍できたと考えます。

まず、大きく変わったのは、大人の学力論です。

 

まず、教師です。

教師は教えることが本務です。

しかし、教えるということはどういうことなのか?

単に、教科書を開かせて、話をし、指示を出し、

問題を解かせて、正解か否かのジャッジをする。

これが教えるということなのでしょうか。

これでも学校の意義や価値があった時代は良かったのです。

この手続きは、子ども一人一人によるものではなく、

子どもたちという塊に対して行う行為です。

子どもからするとその塊の一部でしかない。

ドリルとテストで出来栄えをはかる。

できていない子には宿題等の課題を

全員を同じようにできるようにする。

まるで、同じ規格の商品のように、同じ子どもたちをつくるかのように。

この様な指導観、授業観では、子どもは受動的で、

満足できず、学校が楽しいと思えないのです。

これでは、いけない。

どうすれば、能動的に学ぶ子どもになるのか?

これが、自立した学びであり、

本校では、「子どもの文脈で学習できる」ように

指導観、授業観を転換させることできたのです。

 

この教師の学力論の転換はそうそう簡単にはいきません。

テクニックは必要ありませんが、

ティーチングとコーティングをうまく組み合わせることが、

求められます。

ここは、教えない、気付かせる。

ここは、しっかり教える。

この使い分けが、子どもの学びを変えます。

 

本校の教員は、昨年度から2年間、

このことを学び、実行し、実感できたのです。

素晴らしい教師ばかりです。

私は、この様な教師と一緒に、

日々子どもたちと接することができて幸せです。

誠に、誇りに思います。

 

さて、次の大人は、保護者、地域の皆様です。

学習ボランティアに支えられ、

また、研究発表会等、たくさんの方に参加していただき、

ご理解をいただいていることに心から嬉しく思います。

時には、厳しいご意見もいただきますが、

それほど真剣に、子どもの成長を見守ってくださっている証です。

三小の地域は、私の宝です。

 

来年度は、子どもたちにとって、

もっとやりたいことができる学校を目指し、

「自立した学び舎 三小スタイル」

ファースト・モデルを完成させます。

 

ファースト・モデルとは、

1,2学期は、探究的な単元開発によって、

子どもたちが個々に問いをもち、協働的に考えを深め、

問題解決する学びを展開していきます。

その単元で身に付けた力を活用する

わくわくするようなゴールに向かって学習を進めていきます。

 

1,2学期末には、4者面談を行い、成果と課題を共有して、

必ず、次の学期に生かすことができるようにします。

 

また、大きな行事に取り組むときには、

その行事に向けて専念します。

そのために運動会を10月19日(土)

2学期の中間に位置付け、

展覧会を2月12日(水)~15(土)

3学期の中間に位置付け、

練習や準備に子どもも教師も専念します。

 

3学期んぼ単元開発は、全学年が、

マイプラン学習を開発し、

子どもたちは、この1年間の自立した学びで

身に付けた力を活用して、自分で計画して

完全個人習得学習にチャレンジします。

 

この様に、1年間、今は何をするのかが、

子どもも教師も明確にすることで、

メリハリのある教育が展開できます。

 

これが、ファースト・モデルです。

 

来年度の開幕が楽しみでたまりません。

 

 

 

 

 

お問い合わせ

三鷹中央学園三鷹市立第三小学校

〒181-0012 東京都三鷹市上連雀4丁目12番3号

電話番号:0422-43-2128

ファクス番号:0422-76-0675