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更新日:2015年7月2日
3日目の朝。東京を出てから48時間が経っています。朝食の残飯も前日より増えています。体調不良を口にする子供たちも数人います。こういう状況になることは予測していることから、3日目のプログラムは、宿舎周辺の自然環境を生かした楽しいグループ活動を計画しています。
朝食後、まずは青空班で「交流ゲーム」をして心のストレッチ。続いて「焼きそば作り」に向かいます。梅雨時、薪が湿っていることからインストラクターからは「今日の火熾しは難度が高いよ」と注意がありました。何度アプローチしても、どうにも火が点きません。しかし、火がつかないと焼きそばにはなりません。調理チームも加わって全員で火を点け、火を育て、そうして出来上がった焼きそばの味はもちろん格別です。
午後は、課題別活動。各自が選んだ課題に取り組みました。私は「写真活動」を担当し、子供たちとテーマを決めて活動をしました。写真グループの作品はまた後日アップしたいと思います。
3日目の一番のイベントは第五小学校と合同の「キャンプ・ファイヤー」です。天気にも恵まれ、星空の下、最後の夜にふさわしい時間が流れていきます。点火式、フォークダンス、インストラクターによるレク、そして、静かに終わりの時をむかえます。
教科書では学べない喜び、机上では知ることのできない感動。そういう体験なくしては人として育つことはできません。6年生が仲間や先生と過ごしたこの80時間の価値は、ずっと後にあって生きて働く体験となることでしょう。柳瀬(14)
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