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更新日:2016年7月1日

学校だより 7月号

学校だより 7月号を発行いたしました。 下記リンク先よりダウンロードしてください。

学校だより 7月号(PDF:445KB)

以下は学校だより7月号冒頭の校長挨拶です。

 

ビートルズ来日50周年に再考すること

校長 柳瀬 泰

50年前の今週、1966年6月30日、7月1日、2日。ザ・ビートルズの日本公演が武道館で行われました。その時、私は小学校3年生、ビートルズには全くの無関心の子供でしたが、改めて当時の関連資料を読み、思うところが多々ありました。

例えば、ビートルズ4人の警備に要した警官動員数は、延べ8370人という記録が残っています。先の伊勢志摩サミットの各国首脳等9人の警備数は約2万人でしたが、この警備数を「一人当たり」で見ればほぼ同数の警備です。イギリスから来た4人の若者に対してここまでの警備体制は驚きの数です。こうした警戒心は連鎖し、ある教育委員会は県下の公立高校に対して「ビートルズの公演に行かないように」と注意を行い、これを受けて「公演に行ったら厳重に処分する」と指導した学校も多くあったようです。その間、補導された少年少女の総数は6520人。「不良狩り」と報道したマスコミもありました。しかし、今やビートルズの曲は中学校・高校のすべての音楽科の教科書に載っています。また、会場となった日本武道館は、当初、「伝統的な武道の精神に反するビートルズには使わせない」という対応でした。この件についてビートルズは来日時の記者会見で、ポールは「日本の武道団が英国の王室劇場に出演しても僕らは伝統を汚されたとは思わない」と機知に富んだ回答をしています。

それにしてもなぜ、これほどの大騒動となったのでしょうか。当時の状況を再考する意義は大いにあると思います。それは、古くて、そして新しい問題と類似しているからです。 

例えば、次の3点はどうでしょうか。

1 メディアによる情報発信とそのリテラシーについて

2 若者の主体性や創造性を巡る学校教育の関与の仕方について

3 日本の伝統を継承することと他国の異なる文化を重んじることについて

先の記者会見で「富と名声を得て、次に欲しいものは?」と聞かれ、ジョンは一言「PEACE(平和)」と答えました。あれから50年、今もなお、様々なことが足踏み状態にあるように思えます。

2016年6月30日。午前9時。曇り。今、校長室から3年生の子供たちのようすがよく見えます。50年前の当時の自分に重ねながら、その無邪気な姿を微笑ましく思います。次の50年後、ビートルズが「来日100周年」を迎える時には、この子供たちがより望ましい人間の生き方について再々考してくれる頼もしい大人になっていることでしょう。

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