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更新日:2017年9月20日

第9回 コミュニティ・スクール委員による、本音トーク 第2弾 その2

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前回に引き続き、CS委員をつとめる各校おやじの会メンバーに話を伺います。

つながるには、きっかけが大事

松本
(コミセンまつりの)餅つきの手伝いに声をかけていただいて行ってみたら、以前から東台のおやじ達は手伝っていたという。これまで中原系のおやじって、地域の活動に非協力なおやじの会だったんだ・・・と(笑)。
 一回とっかかりができれば、どんどんつながりができてくるけれど、知らないと繋がれない。
 おやじにも発達過程があって、まず自分の子ども。自分の子どもが出るものには行く。運動会で自分の子どもがでるときには立ち上がってビデオを撮る。だんだん自分の子どもの友達が分かってきて、学級・学年になって・・・という順番なので、地域に至るまでには相当距離がある。我が子の学校、我が子の学園、そして地域を見るという順番に視野が広がっていく中にCS委員会があって、声をかけていただいたり、ひとたび地域の人のいろんな人を知る機会があると、さらに地域を知るきっかけになると思います。

南條
 まだまだ広がる余裕はありますよね。
 半歩踏み出せばこの地域はそれを受け入れてくれる土壌があると思うんです。それを加速するために係わっているなと思うし、そういう人をひとりでも増やしていくのが最終的な目標かもしれません。
 楽しくないことやってませんものね。楽しいからやっているし、楽しいだけじゃなく子どもたちのため地域のため・・・。最終的には自分のためになんです。自分として自分の成長、地域の成長に喜びを感じられる。
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2012.12.9 三校おやじの会合同災害時対応訓練風景
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(協力:災対連、三鷹消防署、新中住協)
畑谷
 私も住協に入る前は五中のPTAだったんです。五中の運営委員から東台の交通対に出向しなさいと。そうしたら、交通対から住協の委員を一人代表として出さなければいけないから、というので住協に。
 当時はコミュニティ・センターのことも全く知らなかったんです。それがいつの間にか自分が会長をやっているんですけれども、最初は皆さんと同じように、子供のために学校のクラスの委員をやり、あっちやったりこっちやったりしているうちに自分の視野も開けていって。
 主婦の場合、子供が卒業すると地域との関わりがまるっきりなくなるんです。私も、学校や子供を通じて友達になっていた保護者の方達と疎遠になってしまうところだったけれど、住協をやっていることによって、それが絶えることがない。「CS委員会が今こういうことをやっているので住協として後押ししたいから手伝ってくれる?」っていうと真っ先に動いてくれるのもその頃に培われた人脈です。だから、日頃皆さん方が、子供のためです、学校のためですというのが最終的に地域に繋がっていくのかな。
 それに、自分で活動できなくなったときには、そこまでの積み重ねで自分が地域の中に知り合いがそれだけ増えているじゃないですか、自分はだんだん引退していく人間なので、これから老後、地域に知っている方がこれだけできているというのは一番の財産ですよ。

松本
 畑谷さんは、中学校で委員だったということですが、中学で初めて委員に?

畑谷
 私、子供が1,2年と5,6年の時東台小にいなかったんです、転勤の関係で。こちらに帰ってきたら「来たばっかりなんだから委員をやりなさいよ」って。
なるほど、自分は地域のことが全然分かっていないから引き受けようと、そう思ったんです。

松本
 みんな初めての時があったんですね。
 PTAの役員とか委員って、敬遠する人が多いじゃないですか。学級委員も延々じゃんけん大会になってとか。学校に行けば楽しくなるんだ・・・住協の会長さんにまでなる。おやじの会だって、自分の子どもから始まって、学校へつながって、楽しみがだんだん大きくなって・・・「わぁ、町ごと!」って思うようになるには時間がかかるけれど、まずは、学校に行こうよ、地域の活動に参加しようよ、そういうことが伝えられたらいいかな。

間壁
 今定着してくれているPTAでもおやじの会でも、比較的しょっちゅう顔を出して下さっている方は、やはりクチコミというか、呼ばれた人ですよね。たとえば、五中の駅伝で大活躍のSさんという人は、北海道から転勤してきてとりあえずまわりのことが分からないから入ってみようと。ところが、そんなふうに飛び込んでくる勇気のある人はほとんどいない。地道な声掛けが必要かと。
 それで、つい二言目には「おやじの会、どう?」とかいっちゃうんです。PTAの会長ですとかおやじの会の会長ですとかいっただけでみんな「こりゃマズい」(笑)。だから本当に仲間作りは難しいなぁと。
 今は自分には子供というトリガーがあるから参加するけれど、下の娘が中学を卒業した後、真剣に地域とつきあえるかというと、仕事ということもあって正直自信はないです。でも、おそらくリタイヤするぐらいになったときには、地域に戻ってくるかな。勿論PTA会長を降りたらハイさようなら、という気はさらさらないんですけれど、モチベーションをどう維持していくのかというのは課題です。

畑谷
 でも、今こうして繋がりがあるじゃないですか。一時途絶えても、また定年しておうちに戻られたときに、お互いに声かけやすいじゃないですか。皆様方が大人になったら、っていうとおかしいけれど、人生違うんじゃないかな、地域に出てくるときに。
 まるっきり地域と係わったことがない、子供の学校にも係わったことがないという今の団塊の世代くらいの大人は、なかなか今引っ張っても出てこられない。
 だから、皆様方はうらやましいと思いますよ、本当に。年取って自分の家庭に入ったとき男の人達は時間をもてあますんです。横のつながりがあるということは最終的には本当に自分の楽しみとして残っていきますので、これはいい機会だったんじゃないかと、今のおやじの会の皆さんはいいなと思って見ています。

ひとがつながる仕掛けづくり

南條
 学園あいさつ運動に参加していて、子どもたちだけでなくだれにでも挨拶するようになってしまって、とうとうちょうど犬の散歩から帰ってきた自分の妻に、家の前でつい「おはようございます」って(笑)。
 東台小の運動会でおやじの会はライン引きと門の番をしてくださいと頼まれ、これはいい機会!CS委員会での想いを上手く各団体で実践していこうと思い、門に立つ人から通りすがりの人に「おはようございます」といってもらうことにしたんです。で、観察していると、結構びっくりされるんですね、地域の人って、挨拶されることになれていないというか。でもだんだん、挨拶することを喜んでくれるようになってきたという。こうして思いは、広がっていくのかな。

松本
 どうやってコミュニティ活動をつなげていくかという話ですけれど、私は、単に子どもつながりだけでは、結構難しいと思うんです。キャンプをやるとか、祭をやるとか、何かイベントがないと。
 自分の子どもが小学校の時は、年に4回ぐらい学年オヤジ主催のイベントがあって、春祭り(模擬店やゲームコーナー)や、時にはアントレ的な企画が入ったり、バーベキューやそうめん流しになったり・・・。いろいろな人が参加できるように複数のイベントを企画して、おやじが集まり、”中原オヤジの会”の母体ができました。
 それから、おやじだけでイベントをやるのではなく、お母さんたちと一緒にやるのもいいと思っています。第1回の中原小のキャンプはおやじの会ができる前だったから、たくさんのお母さんたちが手伝ってくれて、去年の鷹南祭でもたくさん手伝ってくれて。オープンな合コン(笑)みたいに(酒は飲まなくていいんだけれど)、一緒にこれをやろうというテーマがあって、BBQ大会を一緒にやったり、鷹南祭に向けて何かやったり、卒業を前に一緒に卒業イベントをやって子どもたちを送りだそうよとか、できるといいですよね。

南條
 合コンか、なるほどね。いいね。

間壁
 コミセンの祭りとか運動会にお客さんとしては来るけれど、それ以上の関わりは期待しにくい。ハードル低そう、面白そうというのがあれば、広がっていくんじゃないかと思うんですけれど、中々そのネタがね。

畑谷
 コミュニティ・センターのお祭りも運動会も、半分は地域の方のお手伝いなんです。つながりのある各団体、顔をよく知っている人達に一本釣りみたいな感じで○人連れてきて!という感じになるんです。これからは地域としてこれだけ動く男の人達がいるということが地域に分かってきているので、逆に私たちは窓口があるので声をかけやすくなりましたね?。これはCS委員会の力ですね。
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2012.12.9 三校おやじ会合同ソフトボール大会
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白井学園長ほか先生方も参戦
島田 
 おやじの会のメンバーって「地域行事」って聞くと急にひくよね。
 中原小のキャンプや鷹南祭も、学校の行事もおやじ会の行事もコミセンなんかの地域主導のお祭りも、出ていく子どもからすれば、どこが主催していようが関係ない。
お父さん達も、同じように感じてくれればいいのだけれど、どうも「ここまで学校、そこから地域」と一線ひいている部分があるみたいですね。学校がよくなれば地域がよくなるし、地域がよくなれば学校もよくなる。学校だの地域だのという、その住み分け?がハードル高くて障害になっているような気がする。

畑谷
 地域のお祭りって、子どもたちは学校で見せる顔と違うんです。
 学校の運動会だと出たくても出られない競技ってありますよね?順番が決まっているとか、選ばれた人だけが出るとか。でもコミセンの運動会は出たい種目には全部でることができるんです。大丈夫か?!っていうような組み合わせでも、大人と一緒のこの競技に出たら結果がどうなるかが分かっていても、出る。ああいうところに出てきて一生懸命やる子どもたちというのは伸びると思うんです。
 会長になって初めての運動会のとき、よく頑張ったねー、と声をかけると、「僕、コミセンの運動会大好き。だって、リレーに出られるから」って。学校では絶対にリレーに出られない。でも、コミセンの運動会では望めば出られる。大きなお兄ちゃん達、お父さん達だってがむしゃらに走っている、そういうところに混じって走るんですから、どうやったってビリなんですよ?でも、「リレーに出られる」というのがその子にとって大事。そういう場を地域で続けてこられたということは良かったなと思ったんです。
 コミセンのお祭りなんかでも五中生がボランティアとしてすごく生き生きとして働いてくれるんです。時には注意が必要なこともありますけれど、普段やんちゃな子も目立たない子も生き生きとしている。学校と違う顔をみせているんですよということをたくさんの先生たちに見てもらいたいですね。
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中原小、東台小の児童を前に読み聞かせを行う
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五中生ボランティア(中原小学校図書館にて)
島田
 鷹南祭を始めたのはそれですよ。コミセンでボランティアの子達がすごくいい顔をしているよというのをきいて、五中の保護者達にも、自分の子どもたちがこんなに楽しんでやっているということを伝えようと思ったんです。いろんな顔を見られるのは地域としても親としても期待するところだと思って。

松島
なるほど、子どもたちのための地域の活動は、「大人達のため」に繋がるのですね。
興味深い話は尽きませんが、そろそろ時間切れとなりました。皆さん、ありがとうございました。


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いかがでしたか?

第1弾の座談会とは違った視点で、CS委員会の活動や地域の関係について伺うことができました。CS委員会では、いろんな人生経験を積んだ、いろんな立場の人が集まって、互いの力と知恵を活かしあって学園づくりに、さらにはそれをきっかけに地域づくりに係わろうとしています。
「自分たちの住んでいる町を自分たちの手でもっとよくしたい」
学校に係わることはその第一歩になる。しかも、それはとても楽しいことなんだよ、というメッセージが伝わってくるようです。

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