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更新日:2017年9月20日

第7回 コミュニティ・スクール委員による、本音トーク 第1弾 その2

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コミュニティ・スクール委員自らがコミュニティ・スクールについて語る本音トークは、まだまだ続きます。
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実はむかしから、コミュニティ・スクールだった

畑谷
この地域は、二つの小学校がまるまる一つの中学校になるけれど、他の地区は違うんです。一つの小学校から二つの中学校へとか。中学校区と小学校区と住協区と、そのほかいろんなことが一致しているところが新川・中原地区。小学校で力を合わせていたお母さんたちが五中にいく・・・みんな顔を知っている。だから、地域で何をするにもまとまりがあって、やりやすい。

宮﨑
意識してしまうと難しいけれど、この地域にとっては、「コミュニティ・スクール」は違和感がないんですね。

畑谷
もとから学校間の交流が密だから余計そう感じるのかも。学園の3校も歩いて回れる距離ですものね。

宮﨑
今、中原小50周年の準備で中原小の歴史をたどっているんです。あんなに近い所になぜ東台小が?という声をよく聞くけれど、かつて、中原小の児童数が1500人になって教室が足りず、校庭や学校前の敷地を借りてプレハブ教室で急をしのいだ時期があり、PTAの方達がみんなで働きかけて、ようやく東台小を誘致できたとのこと。「こんなに望まれて東台小ができたんだ」と思いましたね。

地域に係わっていくこと。大人にも居場所が必要だ

小田切
PTAといえば、PTAや地域の活動に係わって、さらにCS委員会に係わる、というのは大変だと思うんですよ。でもやってきたらやってきたなりのいいことがたくさんあるんです。

畑谷
引き受けたらいろんな役割もあるけれど、こうやっていろんな人と知り合いになれると幅が広がりますよね。自分の居場所があるから楽しくて、それで2年3年と続けられるということだと思うんです。

宮﨑
必要なのは子どもの居場所だけじゃないんですね。

畑谷
老後の居場所・・・(笑)。こういう形で地域に係わっていないと、子どもが成長してしまったあとはこういう関係が残らないですよ。こうして係わらせていただいているから、私は地域のいろんな人、若い方達ともお話できる。積み重ねてきた関係がいろんな場面で生きてくるんじゃないかと思いますね。

地域の力を活かすための取り組み

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第1回鷹南コンサート風景 中原小・東台小・五中合同合唱「大きな明日へ」
畑谷
地域の人でなければ分からない情報ってありますよね。先生方は数年で異動してしまうから、CS委員会のような組織を通じて地域の情報を学校に入れて欲しいという気持ちは本音だと思いますよ。PTAのお母さんたちだけだったら、若い人、同じ世代の人しかいないけれど、それ以外にも地域のいろんな人の知恵を拝借したいと三鷹市は考えているんじゃないかと思うんです。

小田切
(委員改選で全体の委員数が縮小されて)地域で活動されている委員の数が少なくなりましたね。それはどうなのかな。

宮﨑
やはり、地域で活動する人とのつながりは大切にしたいですね。

小田切
だから、鷹南ではそれぞれにスタッフが加わる「各校分科会」が機能しているのではないかなと思うんです。

※豆知識※
現場の課題を扱う各校分科会には、それぞれの学校と深い関わりを持つ団体の代表などがスタッフとして加わることがあります。スタッフには、「承認を協議する」役割はありません。

松島
それぞれの学校に深く関わってきた人達や、現場中心で活動できる人達が分科会に加わることで、CS委員会のもう一つの役割「活動する」の体制ができていますね。現場に即した分科会と全体のことを考えるCS委員会、そういう形で機能していると思います。それに、各校の現状について、よい面だけでなく、困った面についても情報をきちんと公開し、具体的な課題をわたしたち委員と共有しようとする学校の姿勢は、お互いの信頼関係を高めますね。今こんなことに取り組んでいます、ここが問題です、こんなふうにしたいんです・・・と。そうすると、なるほど一緒に考えて取り組みましょう!と。

畑谷
コミュニティ・スクールになったお蔭で、先生方も積極的に地域の行事に参加しようという雰囲気を感じてくれていると思います。地域行事は、子どもたちが自分の家族だけでない人達つまり地域のオジサン・オバサン達とふれあうチャンスですよ。それは、子どもたちにとっても、地域にとっても、いいことなんじゃないかな。小学生でも中学生でも、学校や家庭の中とは違う姿をみせてくれます。授業とは違う顔、親に見せるのとは違う顔、いろんな顔を先生方や親にも知って欲しいですね。
特にボランティア活動をする五中生。普段はひょっとしたら、先生の手を焼かせちゃっている?あるいは、全然目立たない?と思うような子が、生き生きとして、創意工夫に満ちています。

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畑谷
思春期になったら、子どもたちは今までやっていたこと・できたことを「格好わるい」って言ってやらなくなるけれど、その時代を乗り越えて大人になったときにはまた「できる」。そういう力を持っている子どもたちなんですよということを、難しい時代を担ってくださっている中学校の先生に一番に見て欲しい。そう思ったのが、鷹南コンサート(2012.07開催)のきっかけです。こういう働きかけができるのが、コミュニティ・スクールというか学園、小・中一貫教育の一番のメリットじゃないかなぁと思うんです。

小田切
五中の鷹南祭の時は、先生方は何らかの形で係わっているの?

松島
去年は、学校の方からも先生方に働きかけをして下ったので、当日は出てこられなくても生徒への声掛けをしてくださったり、事前の説明会にはたくさんの先生が出てくださったり。

宮﨑
先生方がブースを持つなんていうのは?

松島
そうですね、3月開催という時期的な問題はありますが、「希望があれば是非どうぞ」という仕組みにはなっていると思うんです。やってみてもいいな、と思ってくださる先生が一人でも増えてくれれば嬉しいですね。生徒達が普段見ていない先生の顔が見えてきたら、もうひとつ学校、先生と子どもの関係が変わってくるかもしれない。そういう方向へ繋がっていくとおもしろいですね。

子どもたちの力は先生たちの力で、先生たちの力は保護者の力で

畑谷
そういえば、中原の50周年がもうすぐで、展示発表が楽しみですね(*)。展示のセンスがとてもよくて、子どもたちの力を生き生きと表現できていると感じるんです。先生に力があると子どもは伸びるんですね。
いつも思うんですけれど、先生になりたい人というのは、普通のサラリーマンとは違って「先生になる」ことに情熱のある人が先生になっているんだと思うんです。だから、その情熱を失わないでもっともっと子どもたちにぶつけて欲しいと思ってるんです。
*中原小50周年記念式典と記念学習発表会(展示)は、11月9日(金)に行われました。

宮﨑
先生を支えて、先生にエネルギーを与えられるのは、実は保護者でしょう。保護者の理解があると先生もがんばれる。

畑谷
よかった点をどんどん伝えていけば、先生も手応えを感じられるじゃないですか。褒めてもらえると、次もがんばろうと思える。先生方をよくするのは、PTAであり保護者です。そういえば、東台小の運動会もよかったですね。先生方のあのユニフォーム、いいですね。

小田切
運動会だと先生も親もTシャツにジャージだったりGパンだったりして、ぱっと見分けがつかないじゃないですか。で、PTAがTシャツ揃えたり、次にビブスを揃えたりして、すごくわかりやすくなって、先生達もユニフォームを作ったらわかりやすくなって、先生の動きがよく見えるようになりましたね。

宮﨑
いろんなメッセージがあって、先生が楽しんでいるのが大事ね。

小田切
ところで、先生方はCS委員って誰とか、CS委員会って何とか、分かっていらっしゃるんでしょうか?

畑谷
特に中学校では、自分の学科をきっちりと教えていくことが第一で、地域と係わっていく必要性をあまり感じていないように思われますね。地域と係わってくれるとまた違うのになぁと思います。地域の力を活かす方法をお互いに探っていけるといいですね。

小田切
難しいでしょうけれど、年に一度ぐらい全教員と顔あわせの機会があるといいですね。CS委員会としては、保護者だけでなく先生に対するアピールも必要ですね。

畑谷
そこは、校長先生次第ですね。みんなで一緒に方法を考えていきましょう。

松島
激しく窓を叩いていた雨も、いつのまにか上がりました。行ったり来たりしながらも予定していた内容について、しっかりお話いただくことができました。ありがとうございました。若手は、若干押され気味・・・ですね、ふんばれ、若手!

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コミュニティ・スクール委員による本音トーク、いかがでしたでしょうか。

学園とCS委員会。開園3年目にしてようやくパートナーであることが当たり前になりつつあります。
次の段階は、お互いに冷静にかつ時には熱く本音で語り合うことで、よりよいコミュニティ・スクールを作っていくことです。
芯はブレない。
変わっていくことと変えていくことは恐れない。

コミュニティ・スクール委員は、学園にとって「辛口の友人」です。良い友人として、言うべきことはハッキリ言う、聞くべきことはちゃんと聞く、そして一緒に考える、という姿勢を大事にしていきたいです。

アフタートーク

小田切
先日、三鷹市のエコ・ミュージアムで勝淵神社近辺が取り上げられたのですが、三鷹というのはすごく歴史が深いのだから学校はもっとその資産を活用して欲しいと訴えていましたね。

畑谷
そうそう、五中の遺跡の遺物は博物館を作ってもいいぐらい有名で貴重な遺跡なんですって。五中の展示コーナーもあれでずいぶん綺麗になりましたけれど(50周年記念事業で展示コーナーを整備)、学校内の展示だけじゃモッタイナイ。その遺産を教育に活かして、広めていったらいいと。

小田切
五中の校舎を建てるとき、こんなものが出てきたんだよ、こんな歴史があるんだよと言うことを語れる方って、もういらっしゃらないのかしら?

畑谷
五中遺跡のことだけでなく、この地域の歴史を語れる人がいるといいですね。
子どもたちに伝えるとなると情報を持っているだけでなくて話すことに慣れているということも必要になりますよね。

小田切
昔のことを知っている人がご高齢だったりすると、残念なことにタイミングを逸してお話をお聞きすることができなくなることがありますね。先生が替わられたときに、サポート部会でそうした情報、つまり、東台、中原に係わらず・・・五中の遺跡と言えば誰に聞けばいい、とか、そういう情報が揃っているといいですね。

松島
大沢の水車みたいに、「語る人」を養成しなくちゃ。

小田切
「語り部」ですね(笑)

宮﨑
では、情報がありましたらどんどんサポート部会まで。
いかがですか?畑谷さん次代の語り部に(笑)。

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