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更新日:2017年9月20日

第5回 小・中一貫教育ってなんですか?

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前回の「校長鼎談」いかがでしたか?校長先生方の熱意に、聞いているこちらまでドキドキしてきました。
さて、過去2回のインタビューで、鷹南学園のこと、コミュニティ・スクールのことについてまとめてきましたが、今日は鷹南学園のもう一つの柱「小・中一貫教育」について、たかみなみ先生を直撃です。

小・中一貫とはなんですか?

よしえ
今回の突撃インタビュアーは「よしえ」です。よろしくお願いいたします。
早速ですがたかみなみ先生、学園の柱である「小・中一貫教育」とは、どんな制度ですか?

たかみなみ先生
小学校で行われている教育と中学校で行われている課程を調整して、無駄を省いて一貫性をもたせましょうという教育方式のことです。
そして、これを行っている学校を「小・中一貫校」と言います。

よしえ
どうして、小・中一貫教育が必要なんですか?

たかみなみ先生
小学校から中学校へあがるときにある「中一ギャップ」をなくして子どもたちの負担を減らし、不登校、不適応などの問題に対応できるようにすることがねらいです。
さらに、義務教育の9年間を通した一貫カリキュラムのもと、効果的に子どもの個性や能力を伸長して、人間力と社会力を身につけることを目的としています。

よしえ
最近は中高一貫教育校が多くなってきていますが、なぜ今、「小・中一貫教育」なんですか?

たかみなみ先生
三鷹市の「義務教育までの子どもの教育に、一貫して責任を持つ」という考え方がもとになっています。
「幼、保・小・中一貫教育」の一環です。
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2012.9.8 学園集会(中原小学校校庭に全学園生が集合)

三鷹の小・中一貫教育の特色はなんですか?

よしえ
小・中一貫教育には施設が別々の「連携型」と、施設を一体化した「併設型」がありますが、なぜ三鷹市では連携型で行っているのですか?

たかみなみ先生
施設を一体にするには多額の費用がかかり、学区域も広くなるため、小学生の負担が大きくなります。
また、現行の法制度のもとでは実施できないので、構造改革特別区域の申請が必要になります。
一方、鷹南学園のような施設分離型は既存の小・中学校を存続させたかたちで、児童・生徒は現在の学校に在籍しながら実施できると言う利点があります。
この制度を取ることで、教員の異動があっても安定して小・中一貫を継続することができるのです。

よしえ
三鷹市は「コミュニティ・スクールを基盤とした」小・中一貫教育とありますが、その理由はなんですか?

たかみなみ先生
第2回の「おしえて、たかみなみ先生」でお答えした通り、コミュニティ・スクールとは地域や保護者が「オラが学校」を学校(学園)といっしょにつくっていくという考えです。
小学校も中学校も、地域も保護者も、みんなで子どもたちを育てようということです。

小・中一貫教育に期待できること

よしえ
では、小・中一貫教育には何を期待できますか?

たかみなみ先生
小学校と中学校の教員の連携が強くなり、子どもたちは安心して通えるようになります。それにより授業もわかりやすく、充実するため、確かな学力が身に付きます。
また、多彩な交流活動により、小学生は中学校に憧れをもち、中学生は自尊感情を高め、お互いに人間関係を築きながら役割を果たしていきます。
そうすることで、自主性や社会性の育成につながるのです。

よしえ
先生たちも子どもたちも、交流をもちながら成長していくのですね。
それでは、小・中一貫教育ではどんな工夫をしていますか?

たかみなみ先生
小・中一貫教育カリキュラムを策定して、義務教育9年間の一貫性のある教育を推進しています。これにより、指導の効率化や重点化を図っています。
また、小・中一貫生活指導を提唱し、「自己指導能力」を身につけるよう、指導観を統一して取り組んでいます。
たとえば、「み・そ・あ・じ」「学園合言葉」「あいさつ運動」などの行動目標も共有し、学園全体で徹底を図っています。
さらに、教員は学園研究会を開き、小・中一貫して授業改善に取り組んでいます。問題解決型学習の充実によって、学ぶ意欲、思考力、判断力、表現力を伸ばしていきます。

小・中一貫教育という仕組みを活かすために

よしえ
先生たちも頑張っているのですね。
ということは・・・ズバリ、先生の仕事、ふえていませんか?

たかみなみ先生
小・中の研究会、小・中課題検討会、小・中交流活動、それらの企画や打ち合わせの会議、反省…。
どれも、小・中一貫ならではのもので、その分当然仕事は増えています。
しかし、何か起きてから対応する方が仕事は増えます。その分先に時間をかけて備えている、と考えればとても有意義なことだととらえています。

よしえ
なるほど。先生たちも納得されているのですね。
では、子どもたちや保護者はどう感じているのでしょうか?

たかみなみ先生
相互乗り入れ授業、交流行事など、子どもたちの様子からは肯定的に受け取っていることが伝わってきています。
アンケートなどを工夫して、検証する方法を模索中です。
保護者からは「よくわからない」という反応が少なくありません。しかし、あいさつ運動や、交流活動等目に見える活動については、肯定的な評価を多くいただいています。
必要性や、効果等、子どもの姿として「見えるようにして」アピールしていく必要があると思います。
保護者にはホームページを閲覧したり、学園・学校公開参観、サポート活動に参加したりすることを通して積極的に学校、学園に関わっていただきたいです。

よしえ
先生はどう感じているのでしょうか?

たかみなみ先生
多くの自治体、学校が子どもにとって最善の教育をとさまざまな方法を模索しています。
三鷹市は、「コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育」へと舵を切りました。
せっかくの制度ですので、これを手段として最大限に活用し、子供たちに確かな学力、人間力をつけたいと願っています。

よしえ
最後に、小・中一貫を「鷹南学園」でどう活かすべきだと思いますか?

たかみなみ先生

子どもたちに「人間力」「社会力」を身につけるということが第一の目的です。
その手段として、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育を活用します。
そのために「授業の充実」「生活指導の充実」「キャリアアントレプレナーシップ教育の導入」「授業を補う取り組み」「交流活動の充実」5つのプランを柱に、小・中一貫して取り組んでいきます。
詳しくは現在作成中の25年度版、実施方策に掲載いたします。完成次第、HP公開予定です。

よしえ
ありがとうございました。
実施方策、是非詳しく知りたいですね。公開されたらお知らせください。
今日はありがとうございました。

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