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更新日:2017年9月20日

第4回 校長鼎談(2)

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前回ページの都合で終わってしまった「校長鼎談」の続きです。

学校も、学園もがんばっている。保護者や地域もがんばっている。もっともっと、力は発揮できる。そんな熱意、伝わりますか?

保護者や地域に望むこと

伊藤:
 教員の相互乗り入れ授業や学園研修をやりながら、ずいぶん小・中お互いのことが分かってきていると思うのですが、保護者や地域の方にも学校の中のこんな点をもっと見て欲しいということはありますか?この地域ってすごく活性化されていて協力的なところがあるけれど、もっと学校の内情を見てもらったら「先生、こんなところ、私たちはお手伝いできます」とか「こんなことをさせてもらえませんか」という、そういう発想にも繋がると思うんですよね。
白井:
 地域の方にとって「おらが村の学校」ってやはり小学校単位なんだよね。「おらが村の学校」は中学校単位というふうになってくると、地域が広がってきて、もっと地域同士がくっついてくるんじゃないかなと思う。
内藤:
 それは私も思う。五中学区としてのまとまりを作っていきたい。中原と東台に関係なく五中で保護者のネットワークができれば、そのまま鷹南のネットワークになる・・・、五中で作ったネットワークを中心としにした運営を核にしていくのが非常に有効だと。そういう風に考えると、それにかなり近いものが・・・あるでしょ、「お」のつく会が。それを活用しない手はない。五中の「おやじの会」には、中原も東台もない。もうすでに一つになってまとまっている。それを活用していく迫り方がひとつあるのかな。
伊藤:
 学校がやっている活動で、保護者・地域にもっと見てもらいたいな、ということはありますか?ずいぶんと広報活動も積極的になってきたものの、まだまだ情報発信しきれていない部分があるので、こんな所を見て欲しいなということはありますか?
白井:
 学園公開や学校公開の時の相互乗り入れ授業とか、合同の集会だとか、そういうものを見て欲しいね。
伊藤:
 私は、教員の頑張りというものをすごく感じるんですね。学校公開だとかそういうときに来ても、中々見ることができない裏の頑張りというものが結構あるんです。生徒一人ひとりと対応するときの先生方の頑張り、授業での頑張りとは全然別のものだけれど、そういうものが子どもたちの学校生活を支えていて、それが授業になると勉強する芽に変わっていく。たとえば一人で教材研究をがんばっているとか、あるときは下調べに時間を費やしているとか、そういった結果を授業に活かしていったならば子ども等の反応がよかった、一つの授業50分の中にほんの2,3分間かもしれないけれど、そういう成果があったときに、教員がすごく嬉しそうな顔をしている。「ああ、勉強した、努力した成果がこんなところにあった」そういう姿を見てもらいたいな。授業参観で一番目につくのは、生徒の授業態度、それが目についてしまって他のものは見えにくいんですよね。私は、保護者・地域の方に、学校の内部で私が感じるような教員のがんばったという部分を感じてもらえるような場面があったらいいなと思っているんです。
内藤:
 それを目に見えるようにするには、子どもを変えるしかないんですよ。子どもに変わるように私たちが組織の力を結集して徹底するしかないんです。
伊藤:
 子どもが変わるのが一番の説明である、と。


伊藤:
 話が変わりますが、「み・そ・あ・じ」というのは中原でも東台にもありますけれど、いつぐらいから学園として決まったんですか?五中は「み・そ・あ・じ・言」と「言葉」というのがくっついているんですが。
内藤:
 これは五中がずっと言っていたフレーズなんです。それで、小学校も五中に合わせましょう、と。
伊藤:
 ということは、これが出てきたのは学園になってから?
内藤:
 そのくらいかな。
(広報部:)
 今の高3生が五中生くらいの時には言われていました。一方、例えばその頃の中原小学校のキャッチフレーズは「オアシスサ(おはよう、ありがとう、しつれいします、すみません、さようなら)」でした。
伊藤:
 小学校でも「みそあじ」に統一されたのは、学園になってからということかな。
内藤:
 学園になる前、小・中一貫が意識されるようになった頃からですね。小・中一貫がいわれるようになって、生活指導を合わせようということになったんです。
伊藤:
 これが、小中一貫の9年間の生活のきまりの中に根付いているとしたら、挨拶など、小学生にできることが、中学生にできないというのは、思春期的なこともあると思うし、決してその子がずっとできていないというわけではなく、一時やらないだけという、そういうとらえ方でいい訳ですね。

地域の教育力を活かす、地域の教育力に活かされる

伊藤:
 ちょっと脱線しました。
 保護者・地域に見てもらいたいもの。学校として伝えたいこと、こういうところが学校・学園の頑張っていて良いところだからともっともっとPRして、保護者に協力してもらいたいこと、そういうこと、ありませんか。
白井:
 こどもたちは、勉強はわかりたい。分かると楽しいんですよ。だけど、勉強が分かるには個人差やスピード差があったり、多様な方法が必要だったりで、それがどうしても先生一人じゃ苦しいところがあるわけだよね。そういったときに、今、SSとかSSSとかいうサポート体制がすごく大事だと思うし、それにもっと広く多くの人が係わっていただけると、一人の回数が減るわけだよね。延べ回数は決まっているわけだから。もっと係わっていただけると、さっき伊藤先生が言ったような、先生ががんばっている様子もそういったサポートに入った人が間近に見て、それがさらに広がっていくんじゃないかな。
伊藤:
 私は、この地域にきて、地域の教育力はかなり高いと思ったんですね。地域の活動がかなり活発だと。その活発なやり方でも、学校に頼る活発さではなく、地域独自に活動している活発さというのがあって、それをSSS、おやじの会、コミセンの行事運営、そういったところで感じるんです。そういった良さをもっとどんどん学校の中でも活かしていきたいし、また学校の教育に寄与するだけでなくて、それぞれに活動している人たちにも、まあ、生涯学習の拠点としての意味も含めて、活動が深まっていくといいなと思っているんです。それで、学校にも活動の拠点を確保したいと思っています。具体的に、五中では地域交流室のある場所に3、4部屋を整備したいなと思っているんです。
白井:
 学園で、CSの部屋がある学園っていくつあるんですかね?
伊藤: 
 (三鷹市の)実施方策に「作る」って書いてありますね。五中の場合、名称は違うけれど、地域交流室がまさしくそれだな、と。地域であれだけの活動があるのだから、学校の中にそれを支える部屋を整備していけば学校ももっと見てもらえるし、生徒に還元できる活動ばかりじゃなく、その人達の活動でも生涯学習の場にもなると思うし、そういう形で行きたいなと。
白井:
  CS委員会なんて、いつもその部屋でやればいいじゃない。伊藤: それもいいですね。完全にそこが自由に使えるので、準備とか全てをやってもらえるのですね。そんなの場所が学園の中に1つでもできれば、学園の教育活動が益々発展していくと思うんですよね。
伊藤:
 さて、・・・・・語り尽くすには時間が足りなさそうなので、とりあえず以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。

アフター・トーク

白井:
 三鷹の場合、特区を申請せずに現状の法制度のもとでやっているので難しいけれど、さっきの6年1組、2組・・・なんてね、もっといえば低学年は中原、高学年は東台、6年は五中とか、そんなことだってできたら面白いよね。
伊藤:
 いま人数が少なくなっているので、子どもたちの切磋琢磨が無くなっているんですよ。せっかく見えるところに隣の学校があるんだから、活かしたい。
白井:
 市内で小学校同士が一番近いのは、ここですね。
内藤:
 東台小の建て替え中なんて、敷地が道隔ててすぐ隣だから、朝礼の時にお互いにマイクを使っていると、どっちの話か分からないなんてことに。(笑)。
伊藤:
 せっかくだから、校舎一つにしちゃえばよかったのにねぇ。
白井:
 そこは三鷹のこだわりだからね。

おわりに

先生方、貴重なお時間をありがとうございました。
先生方の熱意とアイディアに負けず、地域として、力と知恵を絞っていきます!次の機会にも、是非、「鼎が沸く」ほどに白熱した議論をお聞かせ下さい。

(鼎が沸く・・・?と思った方、国語辞書の出番ですよ!)

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