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更新日:2017年2月1日
オリンピック・パラリンピック教育講演会から
副校長 新井 保志
1月27日(金)に、本校体育館で、全児童を対象として「オリンピック・パラリンピック教育講演会」が行われました。講師として、井口 健司さん(NPO法人 日本ブラインドサッカー協会 大会・地域連携事業部事業部長兼OPEX部長・国際審判員)と、寺西 一さん(日本代表指定強化選手・ブラインドサッカー「乃木坂ナイツ」所属)のお二人をお迎えしました。
初めに、井口さんに、柔道という競技はオリンピックにもパラリンピックにもあるけれど、目の見えない選手同士が戦うパラリンピックでは互いに柔道着をつかんでから試合を始めることや、「ゴールボール」という競技はパラリンピックにしかない競技であること等、視覚に障がいのある選手が参加する競技についてわかりやすく話をしていただきました。また、ブラインドサッカーについては、「パラリンピックの正式種目になったのはいつからか?(正解はアテネ大会)」「試合中ボールが止まって音が鳴らなくなったらどうするのか?(正解は審判がボールに触り音を鳴らす)」等クイズ形式で楽しく学ぶことができました。
後半は、寺西選手のデモンストレーションを見せていただきました。パス交換やドリブル、シュート等、ボールの出す音や井口さんの声だけを頼りにボールを華麗に操る姿に、子どもたちから歓声が沸きました。寺西選手は話の中で、ブラインドサッカーをして良かったことについて、「いろいろな人との出会いがあること」「コートの中では自由に走り回れること」を、そしてその魅力について「プレーする人だけではなく見ている人も大切」「仲間とプレーする喜び」「一緒に過ごしている人とより仲良くなれる」ことを教えてくださいました。最後には、3~6年生の代表児童がブラインドサッカー体験を行い、その難しさや楽しさを味わうことができました。
井口さんからは、ブラインドサッカーの話だけにはとどまらず、障がいのある人もない人も共に生活できる社会にしていきたいとのメッセージもいただきました。「困っている人がいたら声をかける」こと、その勇気の大切さについても学ぶことができた有意義な時間となりました。
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