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更新日:2017年10月2日

                      ライフワークバランスと心のゆとり
                                                         校長 吉村 達之

 

 

 昨今、過労死をはじめとする過重労働など、労働環境や労働時間に関する話題がよく聞かれます。自分の生活や健康を犠牲にしてまで仕事をせざるを得ないような状況を改善し、「ライフワークバランス」と言われる、トータルバランスを考えて生活していける社会をつくろうという動きです。「働き方改革」とも呼ばれるこの動きは、国や都、市でも、そのための委員会が立ち上がったり、労働量軽減のための制度が整い始めたりして、少しずつですが、改善に向けてスタートしたように感じます。
 そのような中、教員の働き方についても、いろいろと取り上げられることが多くなってきました。昨年10月から11月に全国から小学校400校を抽出し、校長や副校長、教諭などフルタイムで働く教員を対象に調査が行われました。小学校教諭は平均で平日1日あたり11時間15分働いているとの結果だったそうです。労災認定基準で使われる時間外労働の「過労死ライン」(1か月100時間または2~6カ月の月平均80時間)をあてはめると、小学校教諭の約2割が100時間、約3割が80時間の基準に触れていることになるとのことです。
 教員には、教員ならではの勤務条件があります。教員は給食指導があるため、休憩時間は15時45分から45分間、放課後に設定されています。しかし、休憩時間であっても、「せんせい!」と子どもが来れば、当然対応します。また、一般企業などではよく行われる出退勤時刻記録(タイムカード打刻など)はせず、朝、出勤時に出勤簿へ押印することにより、出勤したことを確認します。出退勤時刻の機械的な記録はないので、延長勤務に応じた手当というものはありません。休業日や夜などの地域行事や会合などへの参加、勤務時間外の家庭訪問や面談も、勤務にはならないので手当や休業振替はありません。自分でどこかで切りをつけない限り、それこそ「勤務」時間は限りなく増えていってしまいます。
 どんな仕事にも、それぞれ大変なところがありますし、私たち学校職員は子どものことが好きでこの職に就いています。「子どものためなら!」と思って、ついつい力が入りすぎてしまうところも多々あります。でも一方で、家に帰れば家庭があり、家族にとっては父や母であり、息子や娘であり、兄弟姉妹であり、自宅のある場所の地域住民でもあります。仕事に追われ、家族との時間も十分取れず、地域との交流もままならず、心や身体に余裕がなくなれば、良い仕事、良い教育ができるわけもなく、一生懸命な人ほどジレンマに陥ります。私は、そこが昨今の教員の過重労働問題の本質であると感じています。
 本校には、教員だけでなく、事務員や図書館司書、介助員、支援員、栄養士、給食調理員、用務員、施設管理員など、学校の教育活動を支える様々な職種の東京都の職員、三鷹市の職員が働いています。児童がより良く、すくすく育ち、力を伸ばすには、学校で働く全教職員が前向きに、楽しくポジティブに働くことが大切であると、心底思います。
 着任当初にお示ししました「七小に 通えて良かった! 通わせて良かった! 勤められて良かった!関わって良かった! そんな学校でありたいと考えます。」という私の強い思いを心に、これからも、七小にかかわるすべての人にとって素晴らしい学校であるよう、努力を惜しまないつもりです。引き続き、本校の教育活動へのご理解とご協力を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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