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更新日:2016年7月4日
あとしまつをしっかりしよう
副校長 有本 香織
6月の学校公開では、たくさんの地域・保護者の方々にご参観いただき、ありがとうございました。17日(金)・18日(土)・20日(月)の3日間で、延べ1,300人以上の方々にご参観いただきました。多くの方々に支えられ、見守られて教育活動を進められることに、教職員一同心から感謝を申し上げます。
4年生の地域安全マップの学習では、特にたくさんの地域・保護者の方々にご協力をいただきました。まず、5月の学校公開で「危険な場所・安全な場所の見分け方」について教えていただきました。その後、地域を巡り安全な場所と危険な場所を調査したり取材したりするフィールドワークにも一緒に行っていただき、児童の学習が深まりました。地域・保護者の方々との学習活動を通して学んだことを基に、児童は自分たちの力で「地域安全マップ」を作成し、発表の準備を重ねました。そして、今回の学校公開で、訪れた方々に向けてしっかりとプレゼンテーションをすることができ、質問に応対することもできました。ご参観いただいた方々の言葉や拍手は、児童にとって何よりの評価になったと思います。自信をもって生き生きとプレゼンテーションをする児童の姿を見て、学校・地域・保護者の連携、まさに“協働”が実を結んだ学習になったのだと感じました。ご尽力いただいた皆様に感謝を申し上げます。今後は、今回児童が三鷹市安全安心課の方に受け取っていただいた提案書「ぼくたち私たちができること」に載せたアイディアについて話し合い、実践していきます。どのような実践になるのか、とても楽しみです。
この地域安全マップの学習は、学校とコミュニティ・スクール委員会、みたかスクール・コミュニティ・サポートネットの方々が計画会議を行い、学校と安全安心課や三鷹警察署等の関係機関、地域をよく知る住民とをつなぎ、打ち合わせや実地踏査を重ねてつくり上げています。本校、本学園では、コミュニティ・スクールのよさを生かし、こうした児童の主体的な学びづくりを推進していきます。
※ 地域安全マップの学習の様子は三小ホームページに掲載しています。トップページの下方「ギャラリー」からご覧ください。
地域安全マップ発表会:取材にご協力くださった地域の方にも発表を聞いていただき、さらにお話を伺い、学習を深めました。 |
6月13日(月)から2週間、『みんなでいろいろな運動にチャレンジ!めざせ運動名人』をテーマに、全校で「体つくり運動」に取り組みました。ねらいは、三つあります。
「三小体つくり運動週間」の取組 2・3学期にも2週間ずつ実施します。 |
子供の非行を防止し、犯罪被害から守るための取組として、学校・家庭・地域社会・関係機関等の連携によるセーフティ教室を実施しています。実際に起こりうる事態を想定して、ロールプレイも取り入れて分かりやすくご指導していただきました。
不審者に遭遇した場合は、大きな声で「助けて」と周りに伝えることが大切です。実際に声を出す練習をしたり、ランドセルに付けた防犯ブザーを引っぱったりして、ロールプレイも取り入れながら学ぶことができました。
万引きに誘われた場合の断り方を練習しました。自らが万引きをしなくても、補助をしたり、盗んだ物と知りながらもらったりする行為も犯罪になることがわかりました。どんな理由でも、万引きは、絶対にいけないということをしっかりと再確認しました。
インターネットの仕組み、利用に向けての留意点、トラブルに巻き込まれないための留意点について学びました。インターネットの便利さもありますが、危険な影の部分も認識していくことが大切です。
携帯電話からの有害サイトへのアクセスの危険性や個人情報の流出、なりすまし請求など、多様な事例を通して考える機会をもちました。いつのまにか被害者にも加害者にもなります。正しい状況判断が求められます。
子供役の警察の方から「ねえ、お菓子をコンビニからとってこよう。」と、誘われます。さあ、あなたならどう答えますか?(3・4年生「万引きの防止」より) | インターネットでの悪質で巧妙な手口をビデオで見て、警察の方のお話を聞きました。(携帯電話やインターネットによる犯罪防止 6年生) |
この後開催した保護者・地域向けのセーフティ教室でも、三鷹警察署の方から、インターネットにつながる情報機器やゲーム機などの利用ルールを決めて見えるようにすること、ルールを破った時のルールまで決めておくことなどのお話をいただきました。不審者・不審電話に気付いたら、すぐに110番してほしいということでした。
情報機器やゲームの利用ルールを決めることは、「三鷹中央学園パワーアップアクションプラン」にも記載しています。学園としても課題意識を共有し、セーフティ教室をはじめ、指導の機会をもっています。
※ 昨年度実施した「三鷹中央学園パワーアップアクションプラン」についての保護者アンケートのまとめ「三小知恵袋」を三小ホームページに掲載しています。トップページ「第三小学校からのお知らせ」からご覧いただき、改めてご活用ください。
第七小学校では、毎年、高学年を中心に伝統文化教育を行っています。昨年からは、文化庁所管のものに加え、文部科学省所管の事業が加わりました。今年は「能・狂言」について、1・2年生と5・6年生が体験したり、学んだりしています。児童一人一人が日本の伝統文化のよさをしっかり学んで、後世にも伝えていってほしいと思います。
6月22日~24日の3日間で1学期期末考査、24日にE組が多摩特研球技大会、28日に1学年対象の救急救命講習を実施しました。球技大会では暑い中よく頑張りました!救急救命講習では消防署の方に来ていただき講義をしてもらうと同時に、実際に心肺蘇生法やAEDの使い方体験を行いました。地域の中で活躍できる四中生の第一歩として、講習を通して学んだことが多くありました。
総合・キャリア教育担当 大門 知美
「総合的な学習の時間」は、3年生以上の授業に位置付けられています。体験的・探究的な学習を通じて、自分の課題を解決しながら、学び方や考え方、生き方を身に付けさせ、主体的・協働的に取り組む態度を育てることをねらいとしています。学習活動としては、「情報」「健康・福祉」「国際理解」「環境」「地域」「防災」に関わる内容に取り組んでいます。これから予定されているものも含め、各学年の代表的な学習内容をご紹介します。
これまで三鷹・地域の良さについて学んできたことを基に、地域で活躍する方にインタビューしたり、知りたいことを取材したりすることで、「おすすめ○○さん」を紹介するポイントを考えてまとめ、発表します。発表会当日は、地域の方にも参加していただき、感想やアドバイスをいただきながら交流します。(2月の学校公開で発表予定)
自分たちの住む町を「入りやすく見えにくい=危険」「入りにくく見えやすい=安全」という視点をもってフィールドワークを行い、紹介するポイントや地域の方にインタビューしたこと、改善点などを各班が1枚のマップにまとめ、発表するという学習です。市役所、警察署、コミュニティ・スクール委員会、みたかスクール・コミュニティ・サポートネット、学習ボランティア、保護者の方など、多くの皆さんの力をお借りして進めていきます。また、学んだことを生かして、児童は地域の清掃、落書き消しなどにも挑戦します。(年間)
日本の文化について、調べたり、実際に体験したりして、理解を深めていきます。地域の方をゲストティーチャーに迎え、武道、音楽、芸術等のグループに分かれ、本物の文化の良さを体感します。
(2月学校公開で体験活動を実施する予定)
5年生「日本の文化に親しもう」 華道体験より |
健康・福祉について調べ、自分の生き方について考えます。国立ハンセン病資料館(東村山市)を見学し、お話を伺います。見学を通して学んだことを基に、障がいについての理解を深めます。さらに、これからどのように生活していくかを考え、発表し合い、自分の生き方に目を向けます。(2月予定)
また、三鷹中央学園では、各学年で防災教育に取り組んでいます。小・中学校9年間で「防災について知ること」「自分の命を守ること」「他の人のためにできること」を考えられるようにしていきます。これらの活動を通して児童の課題へのチャレンジ精神を養い、一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てていきます。
第6学年主任 荒川 直子
5月の自然教室では、たくさんの活動を通して、団結力を身に付けてきました。その中でもアドベンチャーラリーは、インストラクターから様々な課題が出され、それをみんなで知恵を出し合い、クリアしていくものです。どの課題も簡単には攻略できず、時には相手を責めたり、投げ出しそうになったりすることもありました。しかし、何度も失敗し繰り返し挑戦していく中で、互いに意見を出し合い、それをどう生かしていくのか、課題解決力やコミュニケーション力が高まっていき、課題を達成することができました。
この経験は、すぐになかよしグループの活動に生かされています。1年生から5年生を楽しませるために、どんな企画を立て、どのように進めていくのか、話し合いを重ね、準備に時間をかけました。6月に第1回なかよしグループが行われ、どのグループも緊張しながらも、下級生に十分楽しんでもらい、リーダーとしての役割を果たすことができました。第2回は7月になります。さらに楽しい企画を考えて、他学年との交流が深まるよう、1年間三小のリーダーとして頑張っていきます。
小・中一貫教育コーディネーター 田中 栄一
みなさんは三鷹中央学園の「めざす学園生像」をご存知でしょうか。「すすんで学ぶ人」「感謝と思いやりの心をもつ人」「たくましい心と体をもつ人」「地域・社会に貢献する人」の4つです。日々の学習との関係が特に深い「すすんで学ぶ人」などに焦点を当てながら、そのような姿の児童を育てるため、魅力ある授業づくりをめざす三小、七小、四中の三校の取組が学園研究です。今年度の研究テーマは「自ら考え、表現する児童・生徒を育てる指導の工夫~アクティブ・ラーニングを取り入れた学習過程の改善」といいます。
大人も子供も人生を歩む上で、何らかの「課題の解決」という場面を避けては通れないでしょう。そんな時、まずは課題を自分のものとしてとらえるところから始まります。次に、「どうしようか」と解決の方向性を考えます。そして、これまでの知識や自分の生活経験などから「よし、こんな風にトライしてみよう」と判断します。そこでうまくいった場合は、晴れて解決できて、安心や喜びを感じることになるでしょう。
ここで終わりでしょうか。更にそこから「もっとよい別の答え(解)の可能性」を検討するため、他の資料を探したり、他者(友達)と学び合うことによって多様な考えを自分と比べたり、自分の考えと統合したりして、発展させようとする姿も、学園研究ではめざしています。
ここでのポイントは、「一度自分が出した解に満足しないこと」にあります。「もっとよい解はないか」という思考からは、必ず「次の問い」が生まれるはずです。それを解決しようと、以前に学んだことなどを活用しながら再び友達と課題に向かおうとするでしょう。解決できたこととともに、自分の考えが広がったり深まったりしたこと自体に喜びを感じるかもしれません。すると、次の課題に取り組む意欲やヒントにもつながるでしょう。このような主体的・協働的に学ぶ姿こそ、「すすんで学ぶ人」のひとつの姿だと私たちは考えています。
以上のように「何を学ぶか」はもとより、「どのように学ぶか」について指導者も児童も共に意識して、学びの量とともに学びの質や深まりを重視し、「深い学び」「対話的な学び」「主体的な学び」の視点で学習の過程を改善していくのが「アクティブ・ラーニング」の視点です。
三鷹中央学園は、平成28・29年度の三鷹市教育研究協力校の指定を受けています。来年度にこの研究の取組の成果の発表を控える中、「三鷹中央学園パワーアップアクションプラン」の実践と合わせて、今年度も小・中学校9年間を見通しながら三校の教職員が力を合わせて学園運営・研究を進めていきます。
ノートに書いたことを交流。自分になかった考え方を知り、再度自分のノートを見つめ直します。 |
1(金)朝読書 避難訓練(防犯訓練)
4(月)児童朝会 委員会④
5(火)保護者会(4・5・6年)14:45~
6(水)4時間授業 下校13:20頃 学園研究授業公開(会場:四中)※6月30日付案内参照
7(木)児童集会 都学力調査(5年)
8(金)朝読書 保護者会(1・2・3年)14:45~
11(月)児童朝会 クラブ⑦
12(火)なかよしグループ活動
13(水)避難訓練
14(木)音楽朝会
15(金)朝読書 茶道体験(6年 2~4h)
16(土)三地区まつり
18(月)海の日
19(火)給食終 大掃除
20(水)終業式 4時間授業 下校12:30頃
21(木)夏季休業日始 四中部活動体験(5・6年 13:30~14:30)
22(金)夏季水泳指導①
25(月)夏季水泳指導② 個人面談(6年)①
26(火)夏季水泳指導③ 個人面談(6年)②
27(水)夏季水泳指導④ 個人面談(6年)③
28(木)夏季水泳指導⑤ 個人面談(6年)④
29(金)夏季水泳指導⑥ 個人面談(6年)⑤
1(月)夏季水泳指導⑦
2(火)夏季水泳指導⑧
3(水)夏季水泳指導⑨
24(水)夏季水泳指導⑪
25(木)夏季水泳指導⑫
26(金)夏季水泳指導⑬
29(月)夏季水泳指導⑭
30(火)夏季水泳指導⑮
31(水)夏季休業日終
9月1日(木)始業式(8:20~) 大掃除 給食始 避難訓練
◇持ち物 ・あゆみ・給食用具・上履き・学習用具
・夏休みの作品等
これまでに学習した内容について、一層の自信をもつことができるよう、CS委員会・地域ボランティアと連携し、学年・学級ごとに補充的な学習会を開きます。日程等は各学年・学級からお知らせします。
木曜日 長谷川 和泉(市SC)8:30~16:45
金曜日 兼城 賢志 (都SC)9:30~18:00
◎電話等で予約をしてからお越しください。
℡ 0422-43-2128・2129(直通ではありません)
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