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更新日:2015年10月6日
みんなで使うものを大切にしよう
校長 佐伯 孝司
電車の中。私の隣で手すりにつかまりながら立っているご高齢の女性。その方の前に座って携帯ゲーム機に興じている若者。このような光景を見たとき、どのように思うことがあるでしょう。私は「席を譲ったらいいのに」と思ったことがあります。さらに、「最近の若者は…」などと思うことがあるかもしれません。
4月、4年生の遠足。帰りの電車で、座っていた一人の児童が、乗車してきた高齢者に席を譲ろうと声をかけました。しかし、丁寧に遠慮されました。結果はそうでも、この児童の行動に、心が温まる思いでした。・・・先ほどの若者。ご高齢の女性が電車を降りる際、その女性から丁寧にお礼を言われていました。もしかしたら、本校の4年生児童と同じく、その若者はその女性に席を譲ろうとした場面があったのかもしれません。とすると、「最近の若者は…」に続く言葉が変わってしまいます。目の前の事例から、目に見えていない、そこに至るまでの過程を想像することは、本当に大切だと思った出来事です。結果は、流れる時間の中の1つの点です。時間の流れの長い線を構成する1つの点を見て、線を理解したつもりにならず、線があることを考えて点を理解しようとすることが大切だと思います。
明後日には、運動会を実施する予定です。児童にとっての運動会も、当日を迎えるまでの過程があり、事後に経験を生かす過程があります。児童は、目標をもって練習しながら、リズムに乗って体を動かす楽しさ、みんなで運動する楽しさを味わっていきます。また、目標達成に向けて課題に気付いたり、指摘されたりします。課題解決のために考え、話し合い、試行錯誤をします。このような過程で、友達と協力し、信頼関係を築こうとします。「自分はひとりではない」ということを学んでいきます。その中で、課題をとらえて解決を図ろうとする、主体的に学ぶ態度も育ちます。今の児童が活躍する将来の社会は、現在の私たちには想像もできないような問題や仕事がたくさんあることでしょう。国際化も進んでいくであろうその社会の中でたくましく生きる力を育むには、基礎・基本の習得を踏まえ、この「主体的に学ぶ」態度が、とても大切になります。2学期、日常の学習とともに、行事に向かう児童の取組が「主体的に学ぶ」良い機会になることを願っています。その機会は、児童にとって、将来の生きる力を育む一方、「今」を生きる児童の充実感、幸福感にもつながってほしいと願っています。
運動会の練習を見ていても、目標に向かって頑張る児童の動きを見る度に、こちらの心も動きます。みんなで動きのタイミングを合わせよう、友達を励まそうなどと、仲間と声を掛け合ったりアイコンタクトをとったりする姿が胸に迫り、奥まで響きます。例えば、玉入れの玉を一心不乱に拾って投げ続ける姿も、自分が拾った玉の中から1つ友達に渡してあげる姿も、様々な見方はできますが、その行動に至る児童の心の中の過程を思うと、深い感動を覚えます。演技や競技だけでなく、係で担当する仕事など、児童自身が役割をもち、責任を果たして行事を支えています。目標に対する結果の評価も大切ですが、
その過程に価値を見出すことができれば、児童にとってより成果を認識でき、心に残る行事になると思います。私たち教員も、これらのことを踏まえて、児童に言葉をかけていきたいと思いますし、おたよりやホームページ等で皆様との情報共有に努めているところです。
児童にとって、皆様がその取組過程を理解してくださること、その成果の発表に対する拍手や声掛けこそ、何よりの評価となり、今後の励みや課題意識とともに、自己肯定感や自己有用感にもつながると思っています。運動会はもちろん、学芸会、学校公開、様々な機会に、学びの過程の理解を学校と共に深めながら、児童にお声掛けいただければ幸いです。
参考
●文部科学省「小学校学習指導要領解説体育編」より【体育的な行事について】運動会などについては,実施に至るまでの指導の過程を大切にするとともに,体育科の学習内容と関連を図るなど時間の配当にも留意することが大切である。
●「学校教育法」第30条2項【小学校における教育】基礎的な知識及び技能を習得させるとともに、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力をはぐくみ、主体的に学習に取り組む態度を養うことに、特に意を用いなければならない。
「プログラムを書き上げました」
もうすぐ運動会! 見てください。感じてください。
わたしたちの頑張り。心を一つにかけぬける 姿と思いを。
花笠音頭は、東北・山形県が発祥の地で、紅花摘みの作業唱に踊りをつけたのが始まりです。菅で編んだ笠に花飾りをつけ、振ったり回したりします。色とりどりの花笠が美しく、かわいらしくも力強い踊りです。
花笠をきれいに見せることをめあてに、友達とアドバイスをし合っています。
入学してからすべてが初めてづくし。毎日わくわくどきどき!新しい一歩を踏み出す1年生は、一人一人が特別なヒーローです。105名のヒーローが元気いっぱいに踊ります。
振り付けはバッチリ!でも、自分の場所を覚えるのが・・・・大丈夫!みなさん、応援してください。
荒波をイメージした、ロック調の南中ソーランを踊ります。一人ひとりのはっぴの背の文字に思いをこめて、大漁を祝います。腰の低さと息のあったダイナミックな表現にご注目ください。
この腰の低さ、練習から本気です!気迫がこもり、息の合った力強い動きと掛け声は、「さすが高学年」です。
4年生はエイサーの踊りに挑戦します。足を高く上げる、腕を大きく回すなど、動きをダイナミックにできるよう練習してきました。サージを巻いて、力強く踊る姿をご覧ください。
大きな動きをそろえられるように、練習を重ねてきました。太鼓を持って、頭にサージ(モス布)を巻いて、気合十分!
2年生は、『ザ・太鼓』のタイトル通り、和太鼓を叩く様子を身体全体で表現していきます。2年生全員のダイナミックな動きや、空に届くような大きなかけ声にご注目ください!
成長した2年生全員の息を合わせて、一生懸命に練習しています。
「信頼・協力・挑戦」のもと、一人一人が今もっている力を最大限に発揮し、力強さ、しなやかさを表現します。集団で一つのものをつくり上げる6年生の姿をご覧ください!
Do your BEST~ ベストを尽くせ!~
みんなで声をかけながら、心を一つにして練習を進めています。「信頼・協力・挑戦」創り上げる喜びを感じながら、最後まで一所懸命取り組みます。
このような取組があって、当日を迎えることができます。ご協力ありがとうございます。力を合わせて頑張ります。
三小ホームページ【学校生活】の【学校生活の様子】や【職員室の窓から】でも、運動会に向けての児童の様子がご覧いただけます。
開校60周年記念運動会、いよいよ開催です!
10月3日(土)は、待ちに待った「開校60周年記念運動会」です。今年は、スローガンや一部の演技種目にも開校60周年を取り込み、子どもたちは全力で最後の仕上げにかかっています。また、今年から未就学児童向けの競技(親子参加可)も設けました。保護者、地域の皆様の熱いご声援をどうぞよろしくお願いいたします。(雨天時翌日順延)
音楽会、四中生一丸となって頑張ります!!
9月19日「認め合う心」をテーマに道徳授業を公開しました。各学級の授業の後、全校道徳として弁護士による「いじめ予防講座」を行いました。いじめ問題で大切なことは、相手がどういう気持ちであるかを考えることだと学びました。10月には「わたしたちの音楽会」があります。互いを思いやり素晴らしい音楽会にしたいと思います。
司書教諭 富岡 彩
図書館司書 滝島 奏未
本に親しむ習慣づくりを目指して、まずは、「どんな本があるの?」という方に、学園からおすすめの本を紹介する取組が今年度から始まりました。その一部を、今回は紹介させていただきます。
①「三鷹中央学園推薦図書」のリストができました!
このリストは、主に三鷹中央学園の学校図書館司書と専門家の意見を踏まえて選定されたリストです。「1・2年生向け」「3・4年生向け」「5・6年生向け」があります。難易度やジャンルの多様性、学習とのつながりも考慮してあるのが特長で、手に取りやすいものとなっています。
1・2年 |
3・4年 |
5・6年 |
番ねずみのヤカちゃん |
大どろうぼうホッツェンプロッツ |
怪人二十面相 (他、少年探偵団・江戸川乱歩シリーズ) |
エルマーのぼうけん |
じっぽ |
シャーロットのおくりもの |
3びきのくま |
あたまをつかった小さなおばあさん |
夏の庭 |
つんつくせんせいと つんくまえんのくま |
机のなかの竜の森 |
ねらわれた星 (他、星新一ショートショート) |
どうぶつえんのおいしゃさん |
ファーブル昆虫記 |
ヤモリの指から不思議なテープ |
へいわってすてきだね |
いわたくんちのおばあちゃん |
絵くんとことばくん |
ふらいぱんじいさん |
親子のための地震イツモノート |
白旗の少女 |
じしんのえほん こんなときどうするの? |
ちちんぷいぷい |
平和の種をまく |
のはらうた |
くまの子ウーフ |
東日本大震災に学ぶ日本の防災 |
たんぽぽ |
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②学校全体が図書館となるような仕掛けでわくわくどきどき!
「そうさ手帳を使って中央学園おすすめの本のナゾをとけ!」の企画をご紹介します。「校内が本の世界であふれる空間づくり」に向けて考えられたものです。児童一人一人が、「そうさ手帳」という物を持ちます。この「そうさ手帳」には、三鷹中央学園推薦図書の本に関連したクイズや指示があり、子どもたちが図書館や校内を巡りながら解いていくものです。本が好きな児童はもちろんですが、本が苦手な児童も気軽に参加できるような環境にもなるようにしたいと思っています。10月13日(火)~23日(金)の秋の読書週間中での企画ですが、さらに読書好きの児童が増えるようになればと願っています。
※校内では、じっくりと読書を楽しんでもらうために全校朝読書も実施します。ぜひ、心に残る1冊を見つけて、ご家庭でも話題にしていただけると幸いです。
第5学年主任 荒川 直子
2学期に入り、5年生は、運動会の「南中ソーラン」を毎日力いっぱい踊っています。南中ソーランでは、踊りのリーダーを中心に互いに教え合い、練習に取り組んできました。リーダーは、踊りの上手さとは関係なく、やってみようとする気持ちを大事にして、決めました。一人が練習を始めると、自然と一緒に踊り出す児童がいて、楽しみながらも、励まし合い、真剣に取り組んでいます。本番では、気迫のこもった踊りを披露してくれることを期待しています。
運動会に限らず、5年生は、失敗を恐れず何事にも自分から進んでやってみようとする姿勢を大切に指導しています。高学年になって、クラブや委員会はもちろん運動会でも係活動があり、学校を支える一員として、責任ある仕事が増えています。その他にも、10月の音楽朝会では八木節を演奏し、11月は小学校生活最後の学芸会があり、大きな行事が続きます。自分から進んで新しいことや難しいことに挑戦することで、自分の可能性を広げることができます。結果よりも、やってみようとする気持ちとその過程の努力を大切に、子どもたち一人一人が成長できるよう支援していきたいと思います。
生活・健康部 鳥橋 修
本校では、学校安全年間指導計画のもと、児童が身の回りにある危険から自らの安全を確保する力を身に付けるために、年間を通じて地域と連携しながら様々な安全指導を行っています。安全教育には「生活安全」「交通安全」「災害安全」の3つの領域があり、月1回の安全指導日に各学級で指導を行っています。
「生活安全」とは、学校での生活のきまりや、セーフティ教室、防犯訓練など家庭や学校の中での生活、また登下校中に起こり得る危険から、自分の身を守る方法を身に付けることです。
「交通安全」とは、道路の歩行の仕方や、自転車の安全な利用方法など、交通事故防止のために必要な知識や行動力を身に付けることです。
「災害安全」とは、毎月の避難訓練や防災についての授業などを通して、災害が発生したときに、命を守る適切な行動ができる力を身に付けることです。特に、避難訓練においては、登下校中、授業中、休み時間中と、様々な場面を想定して、その場に応じた対応ができるよう指導し、「防災」への意識を高めていきます。
以上のように、年間を通して児童が安全についての学習を行うことで、「いざ」という時に適切な行動ができるよう、一人一人の意識を高めていきたいと思い、指導しています。
1(木)都民の日
2(金)運動会前日準備(5・6h)1~4年4時間授業
3(土)運動会
4(日)運動会予備日
5(月)振替休業日
8(木)お店体験(2年 2・3h)
9(金)朝読書 避難訓練
12(月)体育の日
13(火)委員会活動⑥ 紅葉読書週間始(10/23まで) なかよしグループ活動
15(木)集会 ふれあい給食交流会(1年)NTTクラルティ(5年)(5年 1~4hプレイルーム)
16(金)朝読書 お店体験(2年 2・3h)NTTクラルティ(5年)
17(土)ベビとしょ
19(月)児童朝会 クラブ⑨ ロボラボ(5年 体育館)
20(火)集会 避難訓練(中・昼休み)相談日①
22(木)児童集会 AED講習(6年)相談日②
23(金)朝読書 紅葉読書週間終 訪問演奏(6年 3・4h)相談日③
26(月)児童朝会
27 (火) 相談日④
28(水)就学時健康診断 4時間授業(C時程)
29(木)音楽集会 相談日⑤
30(金)朝読書 交流給食(5年)社会科見学(4年)
木曜日 長谷川 和泉(市SC)8:30~16:45
金曜日 兼城 賢志(都SC) 9:30~18:00
◎電話等で予約をしてからお越しください。
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