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更新日:2015年7月8日
あとしまつをしっかりしよう
副校長 清水 裕
雨に濡れた紫陽花の色が目にも鮮やかに映ります。
6月27日(土)の道徳授業地区公開講座には、たくさんの方々にご参加をいただきありがとうございました。今回は、全学級で道徳の授業の内容を「主として人との関わりに関すること」とし、その中で「思いやり・親切」「友情、信頼」等を主題として公開いたしました。ふれあい月間でもある6月、友達や周りの人とのかかわりを見直し、相手を思う態度を意識付け、いじめ防止にもつなげていくことを意図しています。
授業後の講演会では、100名を超えるご参加をいただき、講師のマザー・サポート・ネットワーク代表:飯田佳子先生から、「子供のコミュニケーション力を育む大人のかかわり方」というテーマでお話を伺いました。言葉でのコミュニケーションが成立するには、その土台として、自己尊重、共感能力、理解力が必要であること、また、言葉や文字だけでなく、表情や身振りなどの非言語的コミュニケーションも大切であること、自己尊重を高めるには、質問する、感情を認める、ほめることが重要であることなどのお話をいただきました。学校でもコミュニケーション能力を育むために様々な工夫をしておりますが、ご講演の内容を生かしていきたいと思います。
また、6月には、いじめ防止に向けた児童の主体的な取組について、児童会が「心の温まる言葉」のポスターを呼びかけたところ、110枚の応募があり、校内に掲示することができました。「おはよう」「ありがとう」などのあいさつの言葉から、「大丈夫」「ドンマイ」など、日常生活ですぐに使える、相手を大切に思っていることを表す言葉がたくさん出てきて、嬉しい限りです。各学級でも心が温まる言葉を使うことを目標に取り組みました。
6月18日(木)には、三鷹中央学園コミュニティ・スクール委員会で、委員の皆さんと各校の教員の代表が、学園の保護者の皆様からいただいた「三鷹中央学園パワーアップアクションプラン」の取組アンケートの全ての回答を読みながら、学年ごとに整理しました。学年が上がるごとに、「親と一緒にする」「親がお手本になる」「自主性をもたせる(手は出さないけれど目は離さない)」などの発達段階に応じた取組の傾向が見られ、集約が進みました。ご家庭の知恵が多様で豊かにあることを参加者全員で共有することができました。委員でもある慶應義塾大学特任准教授 木幡敬史先生から、「集団において情報を寄せ集めることで、その集団が出す結論は集団の中の個人が考えるよりもよい結果を導くことができる。」「家庭と学校の情報をいかに集約して判断できるコミュニティになっていくかが大切である」というお話を伺いました。
今後も、学校・家庭・地域がそれぞれの立場で児童の生活や活動を見守り、認め、成長を喜べるようなスクール・コミュニティをつくっていくことができるよう、さらに努力してまいります。
6年生は、6月2日から5日までの4日間、長野県の川上村へ「自然教室」に行ってきました。第七小学校と合同で実施し、様々な活動のためのグループは、2校の児童の混合班を編成しました。同じ学園の仲間として、互いをよりよく知り、日増しに仲良く協力して活動する姿が見られました。
活動の様子を写真で紹介します。
考古学博物館での火起こし体験 キャンプファイヤー火の神から火の子へ
全員の気持ちを一つにしたヒューマンチェア 滝沢牧場乗馬体験
選択別プログラム過酷な沢登り 滝沢牧場牛の乳搾り体験
七小の仲間とも協力 アドベンチャーラリー
帰校後、プレゼンテーションソフトを使って5年生への報告会の練習
最高学年として、活躍しています。
朝は1年生の教室でお世話 なかよしグループ活動ではみんなが各班のリーダーに
中休みも1年生が「一緒に遊んで!」
学校歯科医・松崎先生による授業 栄養士と担任とのティーム・ティーチングによる食育
体つくり運動週間で興味をもった運動を休み時間に行う姿が見られます。
小・中一貫教育コーディネーター 橋本 真弓
開園から7年目を迎え、三鷹中央学園独自の活動がより充実したものになってまいりました。今年度も昨年度に引き続き、「自ら考え、表現す
る児童・生徒を育てる指導の工夫」をテーマに、三校の教職員が一丸なり学園運営・研究に取り組んでいます。
小・中学校9年間を見通したカリキュラムの検証、自ら考え、表現する児童・生徒の育成のため、特に“言語活動を取り入れた授業の創造”を目指して研究を進めます。
今年度も各校の校内研究を生かして行うことにしました。7月には四中、10月には七小、1月には三小で研究授業を行う予定です。三鷹中央学園の児童・生徒の実態を把握し、共通理解しながら研究を深めます。
自分の考えや友達から学んだことをノートに書く活動によって深めます。
また、「三鷹中央学園パワーアップアクションプラン」の実現に向け、具体的な取組を考え、5月には、コミュニティ・スクール委員会と合同で、学校だけでなく、地域や家庭という視点ももちながら協議し、「三鷹中央学園パワーアップアクションプラン取組カレンダー」を作成しました。今後、日々の実践の中で活用していきます。
多様な考えを出し合い、学び合う学習活動を大切に
学園の運営については、【教務委員会】【生活指導委員会】【交流委員会】【研究推進委員会】【総合委員会】【情報委員会】の6部会を組織し、学園全体で調整しながら、企画・運営していきます。
その他に、「相互乗り入れ授業」といって、小学校の教員が中学校の数学・英語の授業へ、中学校の教員が6年生の国語や体育に入り、T.T.(ティーム・ティーチング)の授業を行ったり、高学年での「一部教科担任制授業」を取り入れたりして、小・中の連携や中学校への円滑な接続を図っています。
6年学年主任 鳥橋 修
6年生の学年スローガンは「DO YOUR BEST! ~ ベストを尽くせ ~ 」です。普段の授業、下級生のお世話、学校全体をリードする立場など、どんなときでも自分なりのベストを尽くし、前を向いて進んでいくことができるよう、目標をもって学校生活を送っています。
うまくいかないことや困難なことは当然あります。それらの課題を自らの成長の機会ととらえ、リーダーとしての意識や責任感を育てていくことと、自分に自信をもち、自分なりの、自分にしかできないリーダーになれるよう支援しています。
さて、1学期最大の行事は、やはり自然教室。6月2日から5日までの3泊4日、長野県にある川上郷自然の村へ行ってきました。今年のスローガンは『協力し合い、いろいろなことにチャレンジして最高の思い出にしよう!』とし、それぞれがたくさんのことにチャレンジしました。小学校生活でたった一度の宿泊行事ということもあり、出発前から本当に楽しみにしている様子がひしひしと伝わってきました。昨年度から『スマイルフェスタ』という集会を七小と行い、同じ活動班の友達と交流しました。その成果もあり、班の仲間と協力し合い課題をクリアしていく「アドベンチャーラリー」では、学校間の壁が取り払われ、班全員で協力して課題に取り組む姿が見られました。難しい課題がなかなかクリアできず、あきらめたい気持ちをおさえ、励まし合って粘り強く取り組み成功した時は、「やったあ!」と大きな歓声があふれ、達成感を味わい、友達との絆を深めることができました。
子供たちは、この4日間を通して、集団で活動するときに本当に大切なものは何か、その中でどう行動できるかを学びました。また、多くの活動を先導してくださったインストラクターさんからは、たくさんの称賛の言葉をいただくとともに、はっきりとした課題も示していただきました。クラスや学年はもちろん、学園の仲間と共に経験したこの楽しかった自然教室の思い出を大切にしながら、身に付けた力や課題を今後の生活の様々な場面で生かしてほしいと考えています。
~ふれあい月間(第1回)・道徳授業地区公開講座を終えて~
生活指導主任 本田 大悟
「はじめまして」 この1秒ほどの言葉に、一生のときめきを感じることがある。
「ありがとう」 この1秒ほどの言葉に、人のやさしさを知ることがある。
「がんばって」 この1秒ほどの言葉に、勇氣がよみがえってくることがある。
「おめでとう」 この1秒ほどの言葉に、幸せにあふれることがある。
「ごめんなさい」 この1秒ほどの言葉に、人の弱さを見ることがある。
「さようなら」 この1秒ほどの言葉が、一生の別れになるときがある。
1秒に喜び、1秒に泣く。一所懸命、1秒。
これは、ある時計メーカーのCMで流れた詩です。普段何気なく発している言葉の重みを、改めて感じることができます。
今年度の道徳授業地区公開講座は、「主として人との関わりに関すること」の内容について授業を行いました。ひと昔前まで、人とのかかわりと言えば、相手と対面してのコミュニケーションが主でしたが、情報化が急激に進んだ現代は、対面しなくてもコミュニケーションを容易に取ることができます。言うまでもなく、携帯電話、パソコンがその代表的な道具です。便利である一方、その便利さが次第に、人と人とが直接向かい合う形でのかかわりを少なくしているのも事実です。今やその便利さは、大人向けから、発達途中の子供にまで及んできています。面と向かって言葉でしっかり伝えればいいのに・・と思うようなささいなトラブルが最近増えてきているように思います。
だから今こそ、子供たちには直接コミュニケーションをとることの大切さを学んでもらいたいです。児童が作った「心が温まる言葉」のポスターの言葉も、ほとんどが1秒の言葉です。そんな「温かい1秒」が、三小に大きく広がり、相手を大切にできる心を育んでいくことができるよう、今後も指導していきます。
1(水)避難訓練(防犯訓練)
2(木)都学力向上を図るための調査(5年)
3(金)朝読書 保護者会(1・2・3年)14:45~ 青葉読書週間終
6(月)児童朝会 委員会④
7(火)保護者会(4・5・6年)14:45~
8(水) 給食費口座振替日
10(金)朝読書
13(月)児童朝会 クラブ⑧
14(火)なかよしグループ活動
16(木)給食終 大掃除 自転車教室15:30
17(金)終業式 4時間授業
20(月)海の日
21(火)夏季休業日始 部活動体験
22(水)夏季水泳指導① 個人面談(6年)①
23(木)夏季水泳指導② 個人面談(6年)②
24(金)夏季水泳指導③ 個人面談(6年)③
27(月)夏季水泳指導④ 個人面談(6年)④
28(火)夏季水泳指導⑤ 個人面談(6年)⑤
29(水)夏季水泳指導⑥
30(木)夏季水泳指導⑦
31(金)夏季水泳指導⑧
3(月)夏季水泳指導⑨
4(火)夏季水泳指導⑩
5(水)夏季水泳指導⑪
6(木)夏季水泳指導⑫
26(水)夏季水泳指導⑬
27(木)夏季水泳指導⑭
28(金)夏季水泳指導⑮
31(月)夏季休業日終
9月1日(火) 始業式(8:20~) 大掃除 給食始 避難訓練
◇持ち物 ・あゆみ・給食用具・上履き・学習用具・夏休みの作品等
これまでに学習した内容について、一層の自信をもつことができるよう、学年・学級ごとに補充的な学習会を開きます。日程等は各学年・学級からお知らせします。
木曜日 長谷川 和泉(市SC) 8:30~16:45
金曜日 兼城 賢志 (都SC) 9:30~18:00
◎電話等で予約をしてからお越しください。
℡ 0422-43-2128・2129(直通ではありません)
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