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更新日:2017年11月30日

  平成29年度 12月号

「学び」を生かして

副校長 大西 浩之

  先日の展覧会では大変多くの方にご鑑賞いただき、ありがとうございました。保護者の皆様からのアンケートやご来賓の方からの感想からは、「作品から子どもの成長を感じました。」「別世界に入った感動がありました。」など、たくさんのお褒めの言葉をいただき、学芸員やワークショップを担当したボランティア児童への称賛もありました。また、「子どもと一緒に鑑賞し良い時間を過ごせた。」との感想もいただきました。目的意識をもった作品作りだけでなく、展示の仕方、鑑賞を通して、子どもたちが得るものは大きいと感じました。また2年後にも生かしていければと思います。

 さて、先ごろ朝日新聞(11月14日)では、坂本龍馬や吉田松陰、武田信玄などの人物名をはじめとした、歴史の細かい用語を高校教科書から約半分に減らすと、高校と大学の教員らで作る「高大連携歴史教育研究会」が提案していると報じました。これにより、ニュースやインターネット上でも賛否が飛び交っているところですが、教科書が改定されるたびにページ数は増え、覚えなければならない用語や人物名が多くなり、歴史の学習は知識を得るだけの暗記教科になってしまっているとの危惧からです。

 小学校学習指導要領6年社会の学習内容としては、「我が国の歴史上の主な事象について,人物の働きや代表的な文化遺産を中心に遺跡や文化財,資料などを活用して調べ,歴史を学ぶ意味を考えるようにするとともに,自分たちの生活の歴史的背景,我が国の歴史や先人の働きについて理解と関心を深めるようにする。」とあり、これらを「人物の働きを通して学習できるように指導すること。」とあります。その学習すべき42人の人物の中に先の3人の名前はありませんが、最近の教科書には坂本龍馬についての記載はされています。

 来年度から移行期間となる新学習指導要領では、学ぶべき人物に変わりはありませんが、社会科として学ぶ内容は大きく変わってきます。社会科だけでなく、全体としてこれまでと大きく変わることは、各教科等において身に付けるべき「関心・意欲・態度」「思考・判断・表現」「技能」「知識・理解」の4つの観点が、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等の涵養」の3つの資質・能力に変わるところにあります。これは、何を知っているか・何ができるか、知っていること・できることをどう使うか、そして、どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るかといった資質・能力の育成を目指したものです。それは、学んだ知識を生かして自ら探究し、どのような変化にも柔軟に対応し、人間としての感性を働かせて未来を創造していく力を身に付ける必要があるからです。そして、そこに至るには、「なぜ学ぶのか」といった学びの原点に立ち返り、教科本来の学ぶ意義を考えていくことも大切なことだと感じます。それが学びの意欲にもつながってくるからです。「なぜ学ぶのか」ご家庭でもお子さんと話し合ってみてはいかかでしょうか。

 斯く言う私は、高校教科書を離れてから坂本龍馬ファンとなった一人です。

            平成29年度 12月号(PDF:350KB) 

 

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